建築士山形 2016 No.96 architect of yamagata
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 当初の予定ではこれで研修は終了の予定でしたが、朝日町で10月1日にオープンした道の駅「りんごの森」が世間で話題になっていることもあり、帰りに見学していくこととなりました。「りんごの森」は外装が、赤と緑でできており、上空から見るとりんごに見えるそうです。1階は、農産物や加工品の販売、軽食・喫茶コーナー、2階は、ギャラリースペースを設け、朝日町の特色がでている道の駅でした。 今回の研修を通して、施設を利用する人の目線に立って建築物を設計すること及び、地域の特色を活かして建物に反映することの大切さを再認識させられた研修だったと思います。 最後になりますが今回研修を企画していただいた建築士会村山支部の皆様、また施設でのわかりやすい説明をしていただいた関係者の皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。 平成27年10月9日(金)に建築士会村山支部の研修会がありました。 各地から会員が参集し、途中で今回の研修の協力者である東北電力の方々を乗せ、私たちの乗ったバスは最初の目的地「盲特別養護老人ホーム 和合荘」に向かいました。バスの中では、東日本大震災後の東北電力の状況や宮城県の女川原子力発電所についてのビデオを観ていきました。 バスに乗ってから、1時間ほどで和合荘に到着しました。第一印象は、緑が多く建物は福祉施設というよりも、集合住宅のような外観でした。和合荘は、一人でも自由に施設内を、まるで「わが家」のように安全に移動できるように、廊下などに音声案内システムを導入した福祉施設としては全国初の試みをしている施設とのことでした。施設の説明を聞き、館内をひととおり見学させていただきました。 和合荘の見学を終え、午後からは「さくらの保育園・白鷹町子育て支援センター にこぽーと」に向かい、視察させていただきました。保育園の目の前を山形鉄道フラワー長井線が通っており、保育園の中から電車を眺めることができます。施設はオール電化で、ヒートポンプ温水床暖房システムを採用しており、施設長はこのシステムをとても気に入っているとのことでした。細谷祐太 HOSOYA yuuta From村山支部効率的電気利用モデル施設視察研修会。Page14TitleNameNumber会員だより4/7HOSOYA yuuta

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