中古車販売で県内最大手のカーサービス山形(山形市)は、中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)と販売代理店契約を結び、県内でBYD製EVの販売に乗り出す。EVの分野でBYDは米テスラに次ぐ規模を誇り、日本でも急ピッチで販売網を整備中。県内には初上陸となり、カーサービスでは7月から販売を開始する計画だ。
代理店契約はカーサービスが2月に設立した「EVライフデザイン山形」(山形市)と、BYDの国内販売を担うBYDオートジャパン(横浜市)との間で締結した。営業エリアは県内全域をカバーする。
店舗ショールームは、西バイパス沿いのあかねヶ丘にあった旧ビッグモーター山形店跡を改装して使用する。取り扱うのは多目的スポーツ車(SUV)の「ATTO3(アットスリー)」、コンパクトカーの「ドルフィン」、セダンの「シール」などの最新EVで、試乗も可能とするほか、整備点検などにも対応する。
現在、東北にあるBYD代理店は仙台市だけで、山形市は2番目になる予定。
