たよりNo54 平成29年1月15日発行
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 入会して間もない私が「たより」掲載の原稿依頼を初めて受けました。 最近、身内にあった行事について紹介します。4年に一度のオリンピックの年に『いとこ会』を開催しています。従兄弟(従姉妹)と言いましても家内の母方の従兄弟(従姉妹)達です。家内の母親は男子3人、女子4人の計7人兄弟姉妹でとても皆 仲が良く、男子の兄弟、女子の姉妹はそれぞれに頭の形や顔がよく似ていて、だれが何処の叔父さんか叔母さんかは区別がつきませんでした。 地元に暮らす方、東京に住んでいる方、宮城に住む方など様々です。以前よりお盆や正月の交流が盛んに行われていたようですが、その子供の従兄弟(従姉妹)達も、上は70歳で下は50歳代でそれも同じ様な年齢の従兄弟(従姉妹)が60歳を中心に21名もいます。それに、配偶者やその子供達の参加もあり総勢で何人になるか分かりません。全ての従兄弟(従姉妹)や叔父叔母の参加は無理ですが、いつも多数の参加者でとてもにぎやかです。 『いとこ会』として正式に始めたのは、昭和59年の夏頃と記憶しています。叔父叔母、従兄弟(従姉妹)もそうですが、アルコールを飲めない方が殆んどいません。叔父叔母同様に従兄弟(従姉妹)達も似ています。お酒の好きなところもそうですが、親よりの遺伝なのでしょうね。 当初の『いとこ会』は、叔父の家で夏にバーベQ等をして行っていましたが、いつの間にか、山形・宮城・関東と地域の当番制にして、庄内・関東と催される様になりました。現在は高齢化しており叔父叔母の生きている方は、7人中5名が他界し3名が健在です。また、歳のせいか認知症も出てきています。 今年は、宮城県の松島での開催が決まり、妻と認知症かかった祖母を連れて松島に出発、3時間程度の車中でも同じことを何度も言い返すのです。しかし、昔のことは鮮明に覚えているのです。今教えたことは数分後には忘れているのですが、若い時の昔の出来事は正確に記憶しているのですよ。 ホテルに到着し懐かしい従兄弟や今までに会ったことのない、初めて対面する従兄弟やその子供達も参加しており、『いとこ会』は認知症かかった叔父の挨拶に始まり乾杯は最年長の従兄弟、初対面の方もいますので、家系を加えた自己紹介を行い、痴呆症の叔父叔母の対話を肴に、延々と宴会が盛り上がりました。 時間があっという間に過ぎ去り、御披良喜の時に次回の当番を山形と決定し、東京オリンピックの年迄、90歳を過ぎている叔父さん叔母さんを中心に、皆さんが健康で再会されます様に誓い合いました。 今回もまた仲の好い太い親族の絆を確認しました。親族の絆タムラ設計室【村山地区】田 村 武 之会員たより27たより

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