たよりNo54 平成29年1月15日発行
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全国大会National athletic meeting 40回目となる建築士事務所全国大会が東京千代田区の帝国ホテルで10月7日(金)に開催されました。今回は、「成長から匠の技を活かす成熟した社会の醸成へ」と題し、大会式典に先立ち、建築設計を変えるIT技術について講演が行われた。また、この日の午前中、初開催となる青年話創会2016が別会場で開催され、建築士事務所の将来について活発な意見が交わされた。人々の安心・安心のためだけでなく、今後の建築業界発展のため、建築士事務所が果たすべき役割について考えさせられる1日でありました。 午前中開催された青年話創会2016は、若手会員150名(山形県2名)が集まりました。会場に用意された13テーブルには、ランダムに席が決められ、テーブル中央に各単会から持ち寄られた各地域のお菓子が置かれた。そのお菓子を食べながらの和やかな雰囲気の中、青年話創会が始まりました。会では単位会の青年部会からの活動報告、青年部会設立を目指す単位会からの報告の後、テーブルごとに割り当てられたテーマに沿って、今後の青年部会組織について活発な意見交換が行われました。建築士事務所の未来に向けての大きな一歩となる会でした。 大会式典に先立ち、BIMを先進的に設計に取り入れてきた日建設計の常務執行役員の山梨知彦氏によって「IT技術が、建築設計を変える ~BIMで仕事をとる!~」と題した講演が開催されました。インダストリー4.0が注目される中、一品生産の建築設計は社会にどんなインパクトを与えられるのか。IT技術による建築設計の変革が実例をもとに紹介され、写真や動画を駆使した講演に多くの人が聞き入りました。 大会式典は、石井国土交通大臣他の祝辞の後、日事連建築賞表彰、年次功労者表彰が行われました。当山形会からは黒沼建一理事が長年にわたる業界及び協会への功績が認められ表彰されました。誠におめでとうございます。会員増強単位会表彰は茨城会、鳥取会が受賞されました。その後大会宣言が高らかに読み上げられました。 最後に、次回の平成29年度第41回建築士事務所大会は、和歌山市で「時を紡ぐ明日へと~歴史・文化・自然~」と題し開催されることが報告され、和歌山会小川会長より大会PR行われました。 翌日は、ル・コルビュジエ設計の世界遺産「国立西洋美術館」見学をしました。当日は、修学旅行の学生が多く、また、入場料がいりませんでした。 これからの建築士事務所を担う青年部活動の課題と期待、建築士事務所が果たすべき役割、建築設計を変えるIT技術等変革の波が押し寄せております。また、今回の2日間の全国大会に、当会から10名のご参加いただき誠にありがとうございます。以上を持ちまして全国大会の報告とさせていただきます。Nライフクリエート建築設計工房【長井地区】原   行 雄平成28年度 第40回建築士事務所全国大会(東京開催)に参加して16たより

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