たよりNo54 平成29年1月15日発行
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Energy conservation省エネの現状とこれから 「サンシャイン大森」様は、山形市北東部の福祉サービスの中核拠点として、鈴木建築設計事務所様の設計のもと、平成10年12月に開所し、特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービス、居宅介護支援など様々な介護サービスを展開している福祉施設様です。 平成23年にユニット棟増築の際に、電気によるヒートポンプ空調を採用したことをきっかけに、平成25年10月に重油セントラル方式の全館冷暖房から個別分散とし電気ヒートポンプの寒冷地向け暖房エアコンに交換しました。 それぞれの空間で温度の微調整が可能となり、温度差に敏感な高齢者にも細やかに対応できるようになりました。 平成26年12月には、給湯を重油ボイラーから自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)に交換し、給湯箇所ごとに設置したことで出湯までの配管ロスをなくしました。分散配置としたことで機器故障時の全給湯停止を回避でき、リスク低減にも寄与しています。 更には、平成27年8月には厨房を電化厨房システムに変更し、空調・給湯・厨房を段階的に電気にリニューアルしたことで、利用する入居者一人ひとりに合わせた柔軟かつ細やかなサービスが可能となりました。東北電力株式会社 山形支店柳 生 幸 治熱源転換でエネルギーコストの削減を図った福祉施設のご紹介お客さま本部 特集8たより

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