うづぐすぇ第3号 平成28年11月
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「谷柏田植踊」について田植踊りとは、豊作を願い小正月に奉納する伝統行事であり、「谷柏田植踊」は江戸時代後期(推定)から山形市谷柏地区で踊られていました。もとの演じ手は男性であったそうですが、戦争などの影響で女性が演じるようになったそうです。そして、高齢化と後継者不足により、これまで約20年ほど中断していました。以下は、昭和56・57年の谷柏田植踊保存会の貴重な写真です。・・・・・・役のご紹介……踊り手は、掛け声や口上を織り交ぜながら前方で力強く舞う、「中太鼓」・「源内棒」(写真①)と、田植えの動きを表現し、後方で踊る、「早乙女」(写真②)です。それから、演目の前に行われる寄せ太鼓(写真③)と、演目「お正月」の伴奏および演目間に太鼓をご披露して下さった陰太鼓の方々(写真④)、「お正月」を歌って下さった歌い手(写真⑤)の方々です。1本のVHSビデオから各自練習ができるようにDVDに変換していただき、映像から見よう見まねで振りを起こしたり、歌を楽譜に起こしていただいたり、着付けや所作を学んだりと、協力委員や地元の方々に温かくサポートしていただきながら練習を積み重ねました。お力添えをいただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。④陰太鼓(3名)⑤歌い手(5名)①中太鼓(1名)・源内棒(2名)②早乙女(5名)③寄せ太鼓(4名)

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