うづぐすぇ第2号 平成28年8月
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南山形に根付く文化財(文化資源)を積極活用した地域振興策を大学と南山形地区がタッグを組み、新しいかたちの地域連携を目指すことを目的として立ち上げられたプロジェクトです。本学の学生・教職員および地域のプロジェクト委員・協力委員と共に、具体的に5つの実践プランに分かれ、4月から本格的に動き出しました。今回の情報誌「うづぐすぇ」第2号では、各実践プランの経過状況を報告させていただきます。実践プラン1「2万年の歩みを刻む南山形を知る・楽しむ」活動実践プラン2「南山形地区ガイドマップ」作成・出版活動」東北文教大学・南山形地区創生プロジェクトとは?炎天下の中、自転車で辿った周遊コースは、歴史や自然がいっぱいで充実した時間でした。やはり実際に足を運ぶと様々な発見や学びがありました。次回のコース巡りも暑さに負けずがんばります。今回ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。実践プラン1では、「2万年の歩みを刻む南山形を知る・楽しむ」活動の一つとして周遊コースの策定を行います。実践プラン2では、「南山形地区ガイドマップ」作製・出版活動として、文化財以外にも新たな要素を加えた内容も盛り込んだハンドマップの作成を行います。そこで、実践プラン1と2のメンバーが合同で、自転車に乗って周遊コースの情報収集に出かけてきました。第1案とする周遊コースは、①東北文教大学→②下問屋跡→③松原番所跡→④上問屋跡→⑤一里塚跡→⑥旧金井村役場跡→⑦渡辺久右エ門家→⑧松原不動尊→⑨黒沢温泉いこいの広場→⑩須川河川敷公園→⑪蔵王駅前のルートです。プロジェクト委員、地域の方3名、学生12名、教員4名で行ってきました。明治14年の明治天皇東北巡幸のおり小休した行在所の内部を見せていただきました。また、小休所普請中に掲げられた日の丸の御普請所の旗、門前に掲げられた小休所の立札、拝領品のお金と三ッ組盃を見せていただきました。拝領品のお金は、当時のお金で百圓だったそうで、現在の価値では400万円になるそうです。★渡辺久右エ門家渡辺家は成沢城主の家臣であったが、最上家改易とともに帰農し、代々大庄屋役を務めた。街道に面した茅葺きの家屋と門や黒板塀のたたずまいは当時の面影を伝えている。明治14年の明治天皇東北巡幸のおり小休した行在所(あんざいしょ)があり、今も移築され保存されている。PICK UP!(ご当主の渡辺さんのご説明)

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