うづぐすぇ第1号 平成28年6月8日
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表紙の左下にも掲載されてある、須川の埋没林。いくつもの木が川から顔を出しています。この埋没林は10年前に発見され、山形大学名誉教授山野井徹先生が調査を行ったところ、およそ2万7千年前の針葉樹であることが明らかになったということです。これらの樹木が氷河期時代をこの地で生き抜いてきたということをうかがい、学生も地域の方々も教職員も皆、興味深々でした。木は枯死しているそうですが、生きた化石として不思議と川にも流されず残っています。今後どのようにして保存していくかみんなで考えていかなければなりません。南山形にもこんなお宝が眠っていたとは・・・まさに、大発見! 津金沢の大スギ 表紙にも大きく掲載してある熊野神社の御神木。神社の長い階段を息を切らしながら登り、なんとかたどりつきました。 平成28年4月23日(土)、山形県「未来に伝える山形の宝」事業の開始にあたり、実践プランの前段として、「野外ミュージアム」巡りと題した南山形地区の現地視察を行いました。 当日は、大学・地区のプロジェクト委員16名、本学のボランティア学生19名の総勢35名が大学のバスに乗り込み、南山形地区の茨木さんと高瀬さんの案内のもと、南山形地区の文化財や地域資源等を見学しました。天候にも恵まれ、とても楽しい一日となりました。 須川の埋没林 PICK UP! ①片谷地の一本杉 →②須川の埋没林 →③松原番所跡 →④オサヤズ(ジ)のお塞神碑・ 種蒔き桜・大明神堰と草苅市郎衛門碑 →⑤みはらしの丘「はらっぱ館」(「オキナグサ 栽培事業」) →⑥津金沢の大スギ →⑦谷柏古墳群 →大学到着 周遊コース 村の入り口に悪霊や災いが入り込まないように塞神(サイノカミ)を祀り、村の安全を祈願した場所です。種蒔き桜と呼ばれる市天然記念物のエドヒガンザクラの古木や愛染神社、墓地などがあり、村の聖地であったといいます。桜の木は樹齢650年以上の古木で、現在は倒れないように補強されています。桜の時期には非常に見ごたえのある美しい桜が咲きます。 オサヤズ(ジ)・種蒔き桜 樹高約35m、推定樹齢1000年の大スギ。 その大きさはカメラにも収まりきれないほどで、皆が圧倒されました。また、幹も非常に太く、学生が10人で手を繋いで囲み、その太さを体感しました。

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