東北コンクリート製品協会会報No.7 2017年9月15日発行
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― 42 ― 去る5月15日(月)仙台市 仙台ガーデンパレスにおいて、一般社団法人東北コンクリート製品協会の平成29年度定時総会が開催されました。総会には、本会会員32社65名(他に、委任状出席4社)が出席致しました。前田会長の挨拶に続き、新規入会社員、団体会員の公益社団法人全国土木コンクリートブロック協会 東北地区協議会が紹介されました。平成28年度事業報告および決算書類については、原案通り可決承認されました。本定時総会におきましては、理事並びに監事の選任が行われ、任期満了退任された渡辺理事に代わり、設立時から広報委員長を務められた昭和コンクリート工業社 齋藤 聡氏が理事に選任されました。そのほかの理事・監事は再任され、総会終結後開催された理事会において、前田理事が会長に、舟田理事及び新田理事が副会長にそれぞれ再任されました。なお、広報委員長には、共和コンクリート工業社 前川知裕氏が就任いたしました。定時総会終了後、コンクリート二次製品における品質の確保検討部会の活動について、小浦部会長から、リサイクル・未利用資源の利活用検討部会の活動について野添部会長から、小規模橋梁検討部会の活動について渡辺部会長からそれぞれ報告が行われました。 総会懇親会では、東北経済産業局地域経済部 岩瀬部長、東北地方整備局企画部 亀井技術管理課長、からご祝辞をいただきました。東北大学大学院 久田 真教授の乾杯の発声で祝宴に入り、準会員5社8名、賛助会員8社18名の方にも参加いただき、東北の本格復興・創生に向けての活発な情報交換と親睦を深めることができました。 平成26年1月、旧全国コンクリート製品協会東北支部は、法人格を取得し、一般社団法人東北コンクリート製品協会と名称を変更しました。コンクリート製品製造に関する共通の課題に取り組むため、東北地区のプレキャストコンクリート製品団体連携の受け皿としての活動を展開し、製品業界の窓口として評価をいただける団体へとなりつつあります。 そして、新しい定款のもと、社会基盤整備に必要不可欠なプレキャストコンクリート製品の設計、製造、施工に関する技術・安全水準の向上を目指し、その調査研究と広報活動を通し、東日本大震災から6年が経過した東北の本格復興、再生に引き続き貢献して参ります。 さて、平成26年度、東北経済産業局との合同セミナーにおいて、東北大学久田先生に司会をお願いし「東日本大震災を経験したコンクリート製品業界の今後の課題と対応」-東北コンクリート製品協会の新たな一歩-と題した討論会を行い、久田先生から東北地域でプレキャスト業界が直面している6つの課題を提起していただきました。平成27年度、「コンクリート二次製品における品質の確保検討部会」「リサイクル、未利用資源の利活用検討部会」「小規模橋梁検討部会」の3つの部会を立ち上げ、平成28年度の定時総会において、それぞれの部会の1年間の活動状況を報告いたしました。今年度、新しい部会設置の検討も含め、引き続き部会活動を展開して参ります。 ところで、平成27年度末から国土交通省で進められているi-construction推進による生産性向上に平成29年度基本方針および事業計画平成29年度 定時総会 報告協会だより平成29年願い共存共栄

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