東北コンクリート製品協会会報No.6　2017年3月15日発行

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―　36　―ら必ずプロ野球選手になれる。中日ドラゴンズか西武だと。ドラフトで１億円以上が目標ですと書いています。これ、イチロー選手の作文なんです。何がすごいかって、目標の立て方、私が知らなかったこと全部書いているんです。例えば目標は鮮やかに具体的です。中日ドラゴンズとか西武ライオンズとか具体的に書いてるんです。私のところでも、目標立てる時にプロ野球選手になるは禁止にしています。どこに入りたいのと聞くんです。西武ライオンズ、ああ西武ライオンズに入るの、背番号何番つけるの、17がいいですとか、契約金いくらもらうの、ドラフト何位で行くのとか話してるんです。それを小学校６年生の時に知っていたんです。わたしお父さんが出てくるの好きではなかったのですが、もしかしたら、お父さんがこの考え方をおしえたのかなと思ってるんです。犠牲にしなきゃいけないということも知ってるんですね、友達と遊ぶ時間もけずらなければいけないって。何か犠牲にしないと夢はかなえられないってことも知ってるんです。人生を不幸にする悪魔の言葉ってあるんです。これは絶対に使うなと言ってますが、でも、だって、どうせ、だけど、なんです。中学生に話す機会があると明日から絶対に使うなよと言ってます。口癖のように使う人います。この接続詞を使うと、次に何がくるかというと言い訳がくるんです。できない理由しかこないんです。人生を幸せにする魔法の言葉ってあるんです。何かというと、そのためには、どうしたら、なんです。この言葉で繋ぐと次に何がくるかというと計画がやってくるんです。さっきは言い訳しかこないんです。作文にもどると、わたしも同じような作文を書きました。ぼくの夢はプロ野球選手になることです。一流とまでは書きませんでしたが、ここまでは書きました。ただ、私の頭の中は違ってました。ぼくの夢はプロ野球選手になりたいです。でも、練習はしたくありません。だって、なれるかどうかわからないからってなっちゃうんです。子供たちにはいいソフトを入れてあげることが大事だと思います。成功者は強い背中にしてほしいと願い、敗北者は軽い荷物にしてほしいと願うんです。成功者はこの次はこうしようと言って、敗北者はあの時ああしておけば良かったと言うんです。成功者は自分のせいだと言って敗北者はあいつのせいだと言うんです。成功者は困難に解決策を探して敗北者は困難を避けていくんです。こんなことを生徒たちに教えています。目標設定について、具体的な書き方を話して生徒たちに書かせています。そして何年も先まで書かせています。この子はみずほ銀行に入って年収1,000万以上稼ぐと書いています。そのためにどうすかを書いて行きます。さらにそのことをするためにどうすかも書いて行きます。こうやって自分がやらなければいけないそのためにすることを具体的にしていくのです。そして、具体的に実行して夢をかなえていくということです。この子は岩手県知事になると書いています。人脈が必要だとか、信頼が必要だとか、資金が必要だとか、よくそんなこと知ってるなと思ったんですけど、わたし、この子、県知事にはなれないと思います。ただ市議会議員ぐらいにはなれるんじゃないかと思ってます。なぜかと言うと、幅跳びで８ｍ飛ぼうとしたけど、途中４ｍで落ちることあるんです。飛ぶ方向が決まっているので、市議会議員議員ぐらいにはなるのかなあと思ってみています。この子は人生の成功者になる、岩手県仏教協会の会長になり、県Ｎｏ１の僧侶になるって書いてるんです。実はこの子、大正大学を出て僧侶になりました。二戸にいます。ただ目標を立てるのではなく、チームの中のライバル誰なの、なんでその人を選んだの、どうなったら追いつくのということをとにかく具体的に書かせてやっていきます。雄星も大谷も平均点85点以上持っています。成績上位入賞者です。野球だけやっていたということはないんです。勉強も具体的に数字をあげて書いていきます。この子も指特別講演平成29年願い共存共栄