東北コンクリート製品協会会報 No.5 2016年9月15日発行
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― 47 ―平成28年願い協調融和(2)  コンクリート二次製品における品質の確保検討部会 この部会では、建設現場における労働者不足により、今後ますます増えると考えられるプレキャスト製品の品質をどのようにして確保するのかを考え、その手法を検討する目的で活動しています。現在現場打ちコンクリートで行われているチェックシートを参考にしながら、プレキャスト製品に置き換えたものを作成したいと考えています。3.技術委員会活動 定例の技術委員会では、技術的事項の協議・情報交換の他に技術研修会も開催し、技術委員会メンバーの知識の研鑽に努めています。8月度の技術委員会では、宇部三菱セメント(株)様に講師を依頼し、「高強度コンクリート技術」に関する講習会をお願いしました。これからも各種技術講習会を計画して参ります。4.その他  本年3月に、国土交通省本省から「コンクリート副産物の再生利用に関する用途別品質基準について」の通達が出されました。これによると塩害地域(対策区分SおよびⅠ・Ⅱ・Ⅲの地域)および凍結防止剤が散布される箇所への再生骨材Mを用いた鉄筋コンクリート製品の適用が事実上できなくなっています。そのため、宮城大学の北辻先生を代表としてプレキャストメーカー等で組織するRMPC技術研究会(リサイクル材料プレキャストコンクリート製品研究会)が東北地方整備局と、再生骨材Mを使ったコンクリート製品の東北地方での適用について協議しているところですが、その情報を共有化して、連携して取り組んで参りたいと考えています。 以上、技術委員会の近況についてご報告致します。

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