東北コンクリート製品協会会報 No.5 2016年9月15日発行
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― 38 ―平成28年願い協調融和 去る5月10日(火)仙台市パレスへいあんにおいて、一般社団法人東北コンクリート製品協会の平成28年度定時総会が開催されました。総会には、本会会員29社43名(他に、委任状出席7社)が出席致しました。前田会長の挨拶に続き、新規入会社員、正会員の(株)技研、団体会員の(一社)岩手県コンクリート製品協会、岩手県プレキャストコンクリート協会、28年度承認、正会員の東京セメント工業(株)、団体会員の福島県コンクリート製品協同組合が紹介されました。そして、平成27年度事業報告および決算書類について、原案通り可決承認されました。定時総会終了後、プレキャストコンクリート製品の震災被害の状況について、金子技術委員長から調査結果の報告がありました。また、コンクリート二次製品における品質の確保検討部会の活動について、小浦部会長から、リサイクル・未利用資源の利活用検討部会の活動について野添部会長から、小規模橋梁検討部会の活動について渡辺部会長からそれぞれ報告が行われました。 総会懇親会では、東北経済産業局地域経済部 岩瀬部長、東北地方整備局企画部 今野技術管理課長、からご祝辞をいただきました。岩手大学藤居名誉教授の乾杯の発声で祝宴に入り、準会員3社5名、賛助会員10社18名の方にも参加いただき、東北の本格復興・再生に向けての活発な情報交換と親睦を深めることができました。 平成26年1月、旧全国コンクリート製品協会東北支部は、法人格を取得し、一般社団法人東北コンクリート製品協会と名称を変更しました。コンクリート製品製造に関する共通の課題に取り組むため、東北地区のプレキャストコンクリート製品団体連携の受け皿としての活動を展開し、少しずつ製品業界の窓口として評価をいただける団体へとなりつつあります。 そして、新しい定款のもと、社会基盤整備に必要不可欠なプレキャストコンクリート製品の設計、製造、施工に関する技術・安全水準の向上を目指し、その調査研究と広報活動を通し、東日本大震災から5年が経過した東北の本格復興、再生に引き続き貢献して参ります。 さて、一昨年、東北経済産業局との合同セミナーにおいて、東北大学久田先生に司会をお願いし「東日本大震災を経験したコンクリート製品業界の今後の課題と対応」-東北コンクリート製品協会の新たな一歩-と題した討論会を行い、久田先生から東北地域でプレキャスト業界が直面している6つの課題を提起していただきました。昨年度、「コンクリート二次製品における品質の確保検討部会」「リサイクル、未利用資源の利活用検討部会」「小規模橋梁検討部会」の3つの部会を立ち上げ、合同セミナーにおいて活動状況を報告いたしました。今年度、引き続き部会活動を展開して参ります。 なお、昨年、EE東北の2日目に開催致しました、東北6県JIS工場管理者講習会に多くの皆様に参加いただきました。今年度も、2日目の午前に開催することと致しますので、展示会とあわせて多くの皆様に参加をお願いいたします。1.主要項目  〇東日本大震災の本格復興・再生への積極的な協力  〇東北経済産業局、東北地方整備局、東北農政局と連携したセミナーの実施平成28年度基本方針および事業計画平成28年度 定時総会 報告協会だより

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