東北コンクリート製品協会会報 No.5 2016年9月15日発行
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― 35 ―平成28年願い協調融和 EE東北’16にて、屋内展示場では、「ベースブロック・残存型枠ブロック・パラペット・笠コンウォール」のパネル及び模型展示を行い、あわせて「リフトローラー工法・TSフリューム」の施工実演を行いました。 東日本大震災の発生から6年目を迎え、復興集中期間が終わり、新たに復興創生期間が始まりました。復興に向けては途中段階ではありますが、確実に前進していること、一方ではまだまだ遅れていることなどの状況下の中で私どもの製品・工法がお役にたてればと思い開発を進めてまいりました。 リフトローラー工法は、仮設道路が作れなく、クレーンでの施工ができない場所でも対応が可能な、静かで安全な製品搬送据付工法です。昨年度もいくつかの現場において実績をいただきました。そんな中で従来の機械仕様より更にコンパクト化をはかったSタイプを開発しその施工実演を行い、皆様の意見を伺いました。 ベースブロック・残存型枠ブロック等については、生コンの供給不足が一部改善も図られてきている一方で、型枠工・鉄筋工の熟練工がまだまだ不足しており、生コンを使用する残置型枠工法製品とし、河川復旧整備、港湾(漁港)復旧整備などに貢献することができております。 今年度は数多くの現場での実績も増えたことから、様々な施工事例のご報告とご案内ができました。 開催期間中は、多くの方に来訪いただき、質問・ご意見をいただくことができ感謝いたしております。それらの貴重な意見を参考に、さらなる改良・改善に取り組み社会貢献に努めてまいりたいと思います。 最後に、開催にあたり、ご支援、ご協力をいただいた皆様にお礼を申し上げます。丸栄コンクリート工業株式会社

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