山形のシシ踊りガイドブック―楽しく見るための手引書―
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53置賜地区・米沢市梓山獅子踊ずさやまししおどり置賜地区・川西市小松豊年獅子踊こまつほうねんししおどり 川西町に継承される山形県指定民俗文化財である小松豊年獅子踊の後継者育成のため、昭和47年に川西中学校の前身である新山中学校に郷土芸能クラブが設立され練習が開始された。その後、旧川西中学校から第一中学校、そして現在の川西中学校へとその取り組みが受け継がれている。 主に夏休みと中学校の合唱祭を前に、保存会の方々の指導を得ながら一緒に練習を重ねている。具体的には、7月26日から8月15日の間に夜7時から9時まで練習し、8月16日の大光院本堂前の公演、町内5か所などでその成果を披露する。平成25年は練習に加わる中学生が19人と多かったので、約10人のみ必要な本番の公演では中学3年生を優先して踊りを披露している。 毎年10月29日から31日の3日間は夜7時から9時まで練習し、11月1日に行われる中学校の合唱祭で披露している。 昭和62年頃から、小学校・公民館・保存会が一体となって子どもたちに獅子踊りを教えられないかの懇談会を持った。その結果、平成2年になって梓山地区の小学3年生以上の生徒30人位が集まって夏休みに練習を開始した。保存会の指導者は上組と下組の子どもたちがすぐに覚えられる演目・内容の一部分を選んで指導した。こうして8月16日に法将寺境内で、保存会の踊りの前座的なものとして初めて子どもの獅子踊りが披露された。当時は獅子踊りの衣裳・用具はまったくなく、子どもたちは獅子のカシラを被ることなく酒屋の法被と短パン、まめしぼりのハチマキ姿で約10分間踊った。 しかし、3年目に入った頃に子ども用の獅子のカシラ30人分を師匠であった我妻一男氏が自ら製作し、さらに衣裳は上着のみ業者に依頼して製作し、翌年は袴を準備。平成7年に子どもたちはようやく完成した姿で法将寺本堂で踊ることができた。平成25年からは子どもたちは上組と下組に分かれ、上組は8月16日法将寺、下組は15日松林寺にて保存会と一緒に演技を披露している。子どもシシ踊り子どもシシ踊り

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