山形のシシ踊りガイドブック―楽しく見るための手引書―
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51村山地区・村山市稲下鹿子踊いなくだしししおどり 平成19年に、16年ぶりとなる稲下鹿子踊が奉納された。地区内の大きな事業の完成を記念したものであった。この時の踊り手のメンバーは、地区内の若者が集められ、約3か月に及ぶ練習を経て、稲下稲荷神社への奉納にこぎつけた。また、平成21年11月には、日本青年団協議会主催の「全国青年大会」(東京)出場、並びに出場団体を代表しての明治神宮本殿前での奉納公演もこなした。メンバーらの間では、練習している間から、この踊りを将来に向けいかに継承していくかが課題として話に出されていた。 地区の大人は、子どもの頃、鹿子踊を見て、また笛太鼓の音色を聞いて育った記憶が、大人になってからも忘れられないという。子ども時代に見聞きするだけでなく、実際に体験させられないかということから、平成21年に地区内の小学生を対象に「稲下子ども鹿子踊り」を発足させた。稲下地区内の子どもたちのみならず、地元戸沢小学校全校生徒を対象に興味がある児童を対象とし、冬の期間10月頃から、月2回、主に週末の夜、公民館で練習を行ない、3月末に地区公民館で発表会を行なっている。最上地区・新庄市萩野鹿子踊はぎのししおどり 平成25年に地区住民および子どもたち自らが地域に伝わる民俗芸能を継承していきたいという意向を示したことから、子どもへの伝承活動が始まった。9月から11月の週1回夜に萩野地区多目的研修センターにて萩野鹿子踊保存会の方々から指導を受けて小学生たちの練習が始まった。10月は萩野小学校でも保存会のビデオを教材にして独自に練習を行った。こうして平成25年度に萩野小学校の文化祭「萩小祭」(11月3日)で6年生が踊りを発表することができた。平成26年度の萩小祭でも6年生13人が鹿子踊りの演技を披露した。残念ながら来年度から萩野小学校は閉校となり小中一貫校「萩野学園」に統合されるが、それでも萩野鹿子踊りは続けていきたいとしている。子どもシシ踊り子どもシシ踊り

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