さけがわ議会だよりVol.125
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9 ● さけがわ議会だより閉会中の所管事務調査報告 ワンダーファームの敷地は、もともと何10年も使用されていなかった遊休農地の田んぼであった。いわき市は東北地方でも日照時間が長く、降雪もないことから、トマトの栽培に適していると考え、トマトの栽培を始めたとのことであった。栽培ハウスでは、全てコンピュータによって管理され、天候、温度などの状況を計算し、トマトに自動的に水、栄養分など与えている。そのため、管理の人手が少なく済み、効率的であるとのことであった。2棟あるハウスでは、それぞれ時期をずらして栽培する等、収穫できない時期を発生させないよう、1年間安定して出荷できる体制を構築している。ハウス内の作業員については、社員とパート約30名、全て地元雇用で、1年間安定して出荷できることにより通年で雇用できるとのことであった。 JR東日本が出資した理由については、現在農業は停滞しているが、今後伸びていく分野と考えており、このハウスをモデルケースとし、新潟の農業法人にも出資するなど力を入れているとのことであった。 農業を取り巻く環境は、厳しい状況が続いているが、ワンダーファームでは、将来にわたって農業が魅力的な産業であり続けるためには安全・安心で安定的な生産体制が重要と考え、生産の効率化や高品質化、高付加価値化を進めて、農業所得の向上に努めており、今後の農業の可能性を追求している姿が印象的であった。当村においても農業の所得の向上のためには、農業の環境整備等を図り、6次産業化を進めることが重要かつ必要であると考えます。総務文教常任委員会震災復興支援活動に関する調査 南相馬ファクトリーで取り組んでいる「ひまわりプロジェクト」には、全国の多くのボランティアが参加しており、日々多くのひまわりの種が送られている。鮭川中学校をはじめ全国の個人・団体から届けられたひまわりの種には、ボランティアからの手紙や写真、イラストなどが添えられており、全国から沢山の応援メッセージが届いているとのことであった。当初言われていた土壌の除染にひまわりは残念ながら効果が見込めないということが後に判明したが、活動を続ける中でひまわりの種を各地で植えてもらうことが、福島を忘れないというシンボルに変わってきているとのことであった。 また、各地で個人が協力を始めたひまわりの種を増やすボランティア活動が、徐々に広がりを見せ、個人から地区でのボランティア活動になるなど拡大している例も見られるとのことであった。 ひまわりの種は南相馬ファクトリーで販売している缶バッジに添えられて、福島からのメッセージとともに全国に届けられており、実際に製作している自立支援所えんどう豆での作業の様子も見学した。 東日本大震災から6年が経過し、ニュースなどでも取り上げられる機会が減りつつあるが、実際に現地を視察し、今だ続く震災の影響を感じることができた。全国のボランティアの協力によって震災からの復興に取り組む姿を目の当たりにし、当村においてもボランティア活動の育成と推進に取り組み、震災復興支援活動に協力していくことが必要であると考えます。産業厚生常任委員会6次産業化に関する調査
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