さけがわ議会だよりVol.125
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さけがわ議会だより ● 4 商工業者への経済対策支援について村長 他の市町村の事例などを参考にしながら検討質問 村ではプレミアム付商品券発行を支援し、村民からは大変喜ばれているようです。 このことは、村内商工業者への支援の一躍も担っていますが、期待した効果が見えず、商工業者はより強い支援策を望んでいるようです。 その支援策として、現在村で制度化されている村民を雇用した場合の雇用奨励金の制度を、村内に新規設立した企業だけでなく、既に村内にある企業も対象となるような制度の見直しや、経済産業省の「小規模事業者持続化補助金」のような、販路開拓、小規模の店舗改修、創意工夫による売り方やデザイン改変等、使い勝手の良い補助金制度を村単独で設けてもらう等を望んでいるようです。管内でも舟形町では既に取り組んでいるようです。 また、ふるさと納税の返礼品について、農産物が多く使われているようですが、村内の商工業者を支援での選択につながっているとともに、商業、飲食業のみならず、建設業や自動車修理、理美容などの幅広い業種に利用の幅が広がっており、一定の効果があがっているものと考えております。 商工業者への支援について議員よりいくつかご提案をいただきました。 1点目は村内商工業者の活性化は大変重要な課題であると考えており、雇用奨励金の対象企業を既存企業にも拡大してはどうかという提案でございます。この点に関連して、村内の主な事業者に採用状況を伺ってみたところ、社員の募集をしても村民からの応募が少なく、結果として村外の人を多く採用している状況であるとの返答がありました。これは、村内の求職者の希望する就職先が村内の事業者には少ないということが推察され、村内における雇用のミスマッチが生じている可能性があると考えられることから、まずは、他の市町村の事例などを参考にしながら検討して参ります。 2点目の販路開拓等に活用できる村独自の補助金制度の創設についてでございますが、村としても商工業者の持続的発展を支援し、地域の原動力となる商工業者の活性化を図るために、村独自の商店の活性化に資する支援について取り組んで参ります。 3点目のふるさと納税返礼品に商工業者を支援する商品を取り入れるという提案でございますが、返礼品にはこれまでも農産物に限らず地域資源となる商品をラインナップしているところです。今後も農産品のみならず、民芸品を取り入れる等、小売店の活用を行って参ります。きる返礼品の活用に力を入れるなどの対策もあると思います。 これから直面する農業政策の転換期を迎え、農業者への支援はもちろんのこと、落ち込んでいる経済を回復するためにも、商工業者への「経済対策支援」が重要ではないかと思いますが、村長の考えをお伺いします。答弁 本村における単独世帯の高齢化や過疎化の進展により、今後、更に地域の商工業者は高齢者等の重要な生活インフラとしての役割が期待され、地域経済を支える極めて重要な存在になっていくと考えます。 このような中、プレミアム付商品券の発行は、村内の商工業者を元気にし、地域の活性化を図る事を目的として平成25年度から実施し、本年度までに発行枚数や取扱店数を増加しながら取り組んでおります。本事業を通じて、村内の商品やサービス荒木三智郎 議員

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