さけがわ議会だよりVol124
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9 ● さけがわ議会だより羽根沢温泉と鮭川の      観光について村長 「ガス灯」、湯量の確保や源泉の「見える化等を計画」質問 去る平成24年3月議会において、「羽根沢温泉の活性化」と題し一般質問をさせていただきました。当時、羽根沢温泉は開湯90年の節目の年であり、今年で95年、あと5年で100年を迎えることになります。しかし、温泉の配管はすでに腐食し、湯量も減っていると聞いております。5年前に羽根沢温泉活性化検討委員会主催の、盛りだくさんのイベントが行われ、大勢のお客様に来て頂いたということも貴重なことでしたが、その大勢の客をもてなすには、湯量を確保することが必要であると考えます。 平成24年度は、村の観光元年として羽根沢温泉の湯量確保のための新たな温泉の掘削や温泉の改良、足湯、ガス燈、間欠泉の「見える化」、施設整備、温泉研究家の先生や各関係団体と相談して、羽根沢温泉の活性化を進めていくと答弁されました。 あれから5年になりますが、現在どの程度進んでいるのかお尋ねします。答弁 全国の温泉地どこを見ても、団体客の減少等により苦戦を強いられている実情にあり、羽根沢温泉も例外ではありません。 このため、平成24年に答弁させていただいたとおり、羽根沢温泉の活性化対策を進めてきており、具体的には、①温泉周辺の観光資源と結び付ける観点から、羽根沢温泉公衆トイレの改修と駐車場の拡大整備を行い、与蔵峠への登山者にも使いやすくしたこと。②賑わいを取り戻せるよう「素人演芸大会」を開催し、大勢の方にご来場いただいたこと。③日本温泉地域学会理事長の濱田眞之氏や温泉評論家の石川理夫氏をアドバイザーに研修会を開催するなど、様々な取組を行ってきました。 さらに、今後、静岡県島田市の取組を参考として、源泉から放出されるメタンガスを「ガス灯」等へ有効利用するとともに、湯量の確保や源泉の「見える化等を行うことを計画」していき、更に魅力的な観光メニューも開発整備してまいります。 議員からもお話がありましたとおり、まもなく羽根沢温泉開湯100周年を迎えます。この開湯100周年を盛大に行えるよう、羽根沢温泉の活性化や村の観光振興を図ってまいります。一般質問水戸 一徳 議員

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