さけがわ議会だよりVol124
6/12

さけがわ議会だより ● 6 6次産業化促進に向けた施設整備について村長 組織化・法人化の支援質問 村内では、6次産業化に取り組まれている個人や法人はまだほんの一部であります。 平成20年度から開催された、鮭川村の食材を使った「うまいもん展示会」も数年で取り止めとなり、6次産業化を目指そうとしていた住民にとっては大変残念な結果となりました。 今、山形県でも本年度中に6次産業化推進のための「支援マニュアル」を作成しソフト、ハード両面での支援を拡大されるようであります。 住民が加工品を試作しようとしても設備が整っていないため、前に進むことは非常に困難な状況にあります。村には、加工組織が利活用している、旧曲川保育所に加工施設がありますが、一般住民への開放は不可能と思われます。 そこで、住民誰もがいつでも試作品づくりができる、施設や設備を整備することが急務と思われますが、村長の考えをお伺いします。答弁 村内には豊富な農林水産資源があり、これらを加工し販売する6次産業化は、新たな付加価値を生み出し販路の拡大、所得の向上につながる重要な取組と認識しております。 しかしながら、議員からご指摘のとおり、村内の6次産業化はいまだに一部の取組に止まっている状況にあります。これは、6次産業化に着手するためには、新たな設備投資が必要となるなど様々な経営上のリスクが生じるため、経営体制がある程度確立されなくては難しいと考えているためではないかと推測されます。 また、議員からご指摘のあった、鮭川産物を使った加工品の開発、商品化を目的とした「鮭川うまいもん展示会」につきましても、平成20年度から平成25年度までに7回開催し、その中から多くの商品が生まれ、当初の目的を一定程度達成し終了しましたが、ビジネスに結び付けるまでには、至っておりません。 ビジネスとして6次産業化を成功させるためには、品質の向上・保持はもとより、企画、マーケティングや経営管理にも力を入れる必要があります。そのためには経営力を強化することが不可欠であると考えられることから、6次産業化の推進と併行して、組織化・法人化の推進など経営力の強化に結びつく様々な支援も行ってまいります。 また、6次産業化を進めるためには、鮭川村独自の商品開発を行っていく必要があることから、試作品づくりを行う環境を整えることは重要です。試作品づくりのために村民誰もが利用できる施設としては、中央公民館や保健センターに調理できる場所がありますので、最大限利用していただけるよう周知していき、また、試作品づくりのヒントとなるように、講座等を今後も開催してまいります。一般質問矢口 健二 議員

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る