さけがわ議会だよりVol124
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5 ● さけがわ議会だよりこれからの高齢者の実態について村長 生活実態を把握。きめ細く高齢者のニーズに対応した   支援を行う質問 現在、村の人口は若者が異常に減少し、高齢者率がどんどん上がっていくという現状に、どう対処しなければならないか重要な問題であります。後継者のいない高齢者世帯の割合が増えている中、介護付有料老人ホームに入所したくても満床で、何年経っても入所できない方も少なくないと聞きます。この人口が減っても介護を必要とする高齢者が増えているという実態をどう考えているのか。 また、子どもが独立し雪深い当村で、老朽化した戸建ての家に、今は介護の必要はないが、一人不安を感じながら生活しなければならない高齢者も年々増えていくと予想されます。緊急時に対応できる体制や通信設備のある体制、医療と介護の連携など、安心な生活をしてもらうために、安い家賃で生活できるサービス付き高齢者住宅建設の考えはないのかお伺いします。さらに、集落ごとの今後の高齢者生活の実態をどう把握しているのか。予測と対処についてどう向かおうとしているのかお聞かせください。答弁 議員からありましたように、人口減少が進むとともに高齢化率が高くなることは、人口将来推計の結果からも明らかです。 高齢者世帯を対象とした事業については、高齢者見守り隊事業、あんしんネットワーク事業、高齢者除雪支援、配食サービス、閉じこもり予防のデイサービス、地域サロン、保健センターでのミニデイの開催、湯らっくす事業、電動四輪車貸出事業など、様々な支援策を講じてきました。 今後は、議員のご指摘のとおり、特に、手厚い支援が必要となる高齢者のみ世帯が増えていることにも対応する必要があることから、そのような方々の生活実態を把握することより、きめ細く高齢者のニーズに対応した支援を行い、高齢者が生活に困窮することのないよう支援策を講じてまいります。また、第6期介護保険事業計画では、住みなれた地域で暮らし続けることができるよう在宅医療・介護の連携の推進を掲げております。その政策の一つとして、29年度から3町村による訪問看護ステーションを設置し、在宅介護者の支援を行い、在宅介護の安心できる体制づくりを進めていきたいと考え、新年度予算に計上しております。  在宅介護を進めていくためには、住環境の整備も欠かせません。このため、介護保険を活用した住宅改修のほか、住宅のバリアフリー化を進める住宅リフォーム総合支援事業も取り組んでおります。 議員から提案のありましたサービス付き高齢者住宅は民間による介護施設であり、近年参入が増えていると聞いております。高齢者世帯が様々な選択肢の中から、生活状況に応じて適切な選択ができるよう、ニーズに応じた支援と併せ、このような住宅を含めた住まいに関する情報等も提供するようにしてまいります。▼質問者及び質問事項土田  太議員  これからの高齢者の実態について ・・・・5 ページ矢口 健二議員  6次産業化促進に向けた施設整備について ・・・・6 ページ遠田 伯保議員  子ども議会における村への要望の実現に向けて ・・・・7 ページ荒木 京子議員  子育て支援について ・・・・8 ページ水戸 一徳議員  羽根沢温泉と鮭川の観光について ・・・・9 ページ丸山 重幸議員  観光行政と村観光協会の活用について ・・・・10 ページ荒木三智郎議員  「行政機構の見直し」について ・・・・11 ページ一般質問7議員が村政に問う 3月定例会では、7議員から7項目について一般質問が事前通告され、行政全般に対する今後の施策方針を問いただしました。一般質問土田 太 議員

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