さけがわ議会だよりVol124
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さけがわ議会だより ● 4 調査の状況 小学校では、対象学年保護者会を開催し、テスト内容を説明しながら現状を共通認識してもらうとともに生活面でバランスの良い家庭での時間確保に協力を求めている。また、学力の育成に関しては、基礎基本の習得を確認するテストを実施しながら理解不足が見受けられる児童には支援員の配置による学習指導補充を行い、底上げに力を注いでいる。 中学校では、チーム・ティーチング ※体制をとり、一人ひとりの生徒に指導を行い、理解不足を補っている。また、授業でのグループ学習の持ち方を固定せず、グループ人数を変えながらレベルにあった学習を行っている。英語については、英語検定料を村負担とすることによって、合格率のみならずレベルアップにもつながっているようである。 小・中学校ともに学力テストの結果を踏まえ、更なる学力育成に力を入れているが、家庭の協力なしには達成が難しいことから、今後も学校と家庭での連携を密にして正しい生活習慣の確立の上に家庭学習の習慣化を図っていくことが必要と考えられる。閉会中の所管事務調査報告調査の状況 地域密着型介護老人福祉施設は、地域者限定と施設規模が特別養護老人ホームに比べ小規模であること、また、小規模多機能型居宅介護は、通いを中心とした訪問、泊りの3つのサービス形態が一体となり、切れ間の無いサービスが受けられる施設である。これらは、新しい制度により運営されている施設であるため、施設そのものが充実されていた。また、小規模な入所者数なので広い空間の中で生活できていることがうかがえた。ただ、施設側としては、運営費を賄い切れていない状況であり、経営という視点からすると課題があるようであった。また、利用者等も特別養護老人ホームと比較して利用負担が高いということや、村に設置した場合、村民のみの措置となれば介護保険会計への影響も考えられるようであった。 待機者の解消としては、一つの方策ととらえられるが、運営面や入所者の立場に立った負担からすると双方に制度的な改善が求められるようである。 今後も、介護が必要とされる方が増えることが考えられることから、地域密着型サービスの充実やその必要性について検討を重ねていくことが必要と考えられる。※チーム・ティーチング 学級担当の教師が進める授業に、その教師とチームを組む他の教師が入り、生徒の習熟度などに合わせて担当教師を助力しつつ行う授業の形態。総務文教常任委員会村内小中学校における学力推進への取り組みに関する調査産業厚生常任委員会定住促進及び高齢者福祉の環境整備に関する調査

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