広報さけがわ2017年1月号 No521
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広報さけがわ 2017年 1月2鮭川村長元木洋介 新年あけましておめでとうございます。 村民の皆様におかれましては、希望に輝く新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。 近年、村をとりまく情勢は、国内外のめまぐるしい状況変化により、厳しさが増してきております。 そのような中、昨年は、地域の未来を地域自らで切りひらいていくという地方創生が全国で本格化した年でもあり、本村においても、将来の人口ビジョン等を踏まえて今後5年間の目標と施策の基本方向を示した「鮭川村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、村の第2次総合発展計画の推進とともに具体的な施策の実現に向け、取り組みをスタートさせてきております。 昨年、村では、一人ひとりが幸せを実感できる村をめざし、村の基幹産業である農林水産業の急速な変化に対応するため、力強い経営体を育成し交流・観光事業と結びつけた付加価値の高い農林水産業の実現を目指した施策を講じてまいりました。特に農業振興については、経営の多角化・複合化を進めるための支援を積極的に行ってまいりました。 また、豊かな自然と調和する質の高い生活環境を整備するとともに、村外からの移住の促進に向けた環境整備を進めてまいりました。その中でも、定住促進住宅の整備については、人口減少に抗する重要な施策と位置づけ、その建設に取り掛かってまいりました。 もう一つの人口減少対策の重要な柱として、子育て支援の取り組みとして、健康づくりや福祉サービスの充実を図ってまいりました。具体的には、中学校3年生までの医療費の無料化、第3子以上の保育料無料化、出産祝い金・入学祝い金など支援してまいりました。 さて、今年は第2次総合発展計画、鮭川村まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、具体的に計画の実行を更に進めていかなければならないと考えております。これらを確実に実施するためには、行政主導ではなく、村民の皆様方が主体的に取り組んでいただくことで、村民の皆様と行政とが、将来のあるべき姿を共有し、その将来に向け協働して取り組むことが肝要であると考えます。本年も村民の皆様方のなお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに、皆様方のご多幸とご健勝を心からお祈りしまして、新年の挨拶とさせていただきます。

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