さけがわ議会だよりVol123
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11 ● さけがわ議会だより(堆肥センター及び      養豚場を視察)(㈲ワーコム農業研究所の牛舎を視察)閉会中の所管事務調査報告平成16年度から運用が始まった鮭川村堆肥センター畜産業からの臭気問題対策について/畜産振興の環境整備について調査の状況 鮭川村堆肥センター及び養豚施設から発生する臭気問題が長年続いている。今年8月6日には、近隣市町村地区から強く臭気対策についての意見をいただいた。その対策として、何を講じているのか、また、現場管理はどうなされているかを確認した。また、真室川町の㈲ワーコム農業研究所では、独自研究による環境保全型事業により、臭気の無い畜産経営を実施していることから、その状況と対策を研修してきた。 同社は、科学農業からの脱却を行い、独自製法により開発した製品「ワーコム5」を散布することによって臭気対策を行っていた。「ワーコム5」は、堆肥発酵を促進させ、家畜堆肥の臭いの軽減に適しているもので、同社が運営する牛舎での臭気はほとんど無かった。調査の結果 養豚施設では豚舎でミストカーテンの設置、堆肥センターでは豚糞搬入口付近に土壌脱臭槽へつながる排気ダクトを増設するなど、対策を講じていることが確認された。しかしながら臭気は残っており、まだ改善が必要であることが感じられたところである。 また、菌茸振興策として廃菌床を豚舎に使用していることから、廃菌床のストックヤードからの臭気対策も必要と感じられた。 今後の対策として「ワーコム5」を試験的に散布することも計画されていたことから、継続的な臭気対策を行い、臭気対策を講じながら畜産振興が環境にも配慮された事業となるよう注視していことが必要と考えられる。

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