建築士山形 2017 No.97 architect of yamagata
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 本年は、輝け!ものづくり東北の未来と題して『 やまがた技能五輪・アビリンピック2016 』が山形県で開催されました。 第54回技能五輪全国大会が10月21日から24日まで、山形市・天童市・寒河江市・山辺町を会場に各職種で技能を競い合いました。技能五輪全国大会は、若者の技能レベル日本一を争う大会で、将来日本を支える技能者を知ってもらうことを目的に41の職種で開催されます。競技に参加出来るのは、大会開催の年に23歳以下の技能者です。 技能五輪大会には、河北高等技能専門校関係で関わり、生徒を大工職種で1名、左官職種で1名を出場させました。そのほか西村山地区では、大工職種で2事業所が参加されています。出場選手は、大会に向けてほぼ1年間特訓を受け競技に臨みました。 また、第36回全国障害者技能競技大会は、10月28日から30日まで、山形市・天童市を会場に開催されました。アビリンピックは、障がいのある方が就職して自立するという考え方を広めるとともに雇い主や社会全体に理解してもらうことを目的に22の種目で開催されます。 建設・建築関係の職種は、10種目あり、タイル張り・配管・石工・左官・家具・建具・建築大工・造園・冷凍空調技術・とびなどです。 山形県担当者より、開催地である山形選手団として数多くの職種にエントリーさせたいため、県建築士会に建築CADが出来る人材を紹介して欲しいとの連絡が入り、県本部よりも各支部の方が把握しているので直接確認してくれとの事になった様です。 西村山地区に建築CADの操作の出来る人材がいないか連絡が入り、たまたま以前、業務で知り合った人が、CADを扱っている事を思い出し本人にアビリンピックに参加する意思があるか確認取った結果、エントリーしてみたいとの事だったので、紹介し建築CAD職種の選手に登録されました。 その繋がりで、私が、開催県の専門委員として協力する事になり、実施計画・競技の実施準備・競技の運営・協議結果の審査及び採点など関わる事になりました。  建築CAD種目の選手は、今回が初めての人が2名、数回参加した人が3名いて、経験のある選手は、要領が分かっていて作業の手順が良く入賞者は、経験のある選手でした。 私にとって初めての経験でしたが、建築CADのスタッフメンバーが良い人々で楽しく協力させて頂きました。 西村山支部活動としては、12月に「木に始まり木で終わる人生」と題し、天然木に関する活用の仕方並びに対応対策と、これまでの経験談をディスカッション方式で熱く語り合いました。 1月には、㈱ヤマケンさんの御協力で「わかる改正省エネ基準の解説」と題し南雄三先生の講演を実施しました。 講演は、中小工務店への講習会及び適合証明サポート支援事業で、国土交通省補助事業でも有り、多くの参加者を集める為、各支部長様には急遽事業の周知を会員の皆様にもお願いし、遠方より参加戴き有難うございました。 参加者からは、省エネの考え方が解りやすく説明され有意義な講習会でしたとの意見を聞き安堵しています。 これからも、会員が興味を持ち参加したくなる様な、講習会を開催して行きたいと思います。また今年は、県建築士会まちづくり委員会開催の見学会と研修会を西村山支部地区に於いて実施され、寒河江市の慈恩寺と西川町岩根沢の三山神社を見学し、宿坊である長甚坊に宿を取り、県内会員相互の親睦及び懇親を深めました。 西村山支部では、会員の懇親を深める為、地区懇談会や支部長杯?カップは有りませんがボーリング大会を毎年行っています。 会員減少の時節ですが、少しでも建築士会に入って良かったと言って貰える様、支部活動を運営して行きたいと思っていますので、今後とも皆様のご協力よろしくお願い致します。安孫子文亮 ABIKO fumiaki西村山支部長 一年を振り返って 。西村山支部FromPage07TitleNameNumber6/9支部だよりABIKO fumiaki

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