建築士山形 2017 No.97 architect of yamagata
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FFemale Department Committee女性部委員会Page30 本年度より女性部委員長を拝命し、とりあえずは任期の半分が過ぎようとしております。この間女性部委員の方々はもとより、士会の会員の皆様はじめ業界関係者の方々にご支援頂きましたこと、紙面を借りて御礼を申し上げます。 28年は、7月の『ふるさと探検隊 in長井』に始まり、同月奈良で開催されました『全国女性建築士連絡協議会』そして9月には岩手県盛岡市において『連合会 東北ブロック大会女性委員会』が開催されました。日々お忙しい中日程を確保し参加頂いた会員の皆様に於いては大変勉強になったのはもちろん、今後の活動や日常の仕事にも大きな糧となったことと思います。 私としても東北ブロック大会での事例発表をするに当たり、調査からプレゼン資料の作成までかなりの労力と時間を費やしましたが、大変貴重な経験と知識を得る事が出来ました。発表するのは【ヘリテージ又はリノベーションの事例】とのことで、身近に中々そういった事例がない中で、鶴岡での【まちなかキネマ】のリノベーションプロジェクトを紹介させて頂きました。特定の士会員の事例ではありませんが地方都市が抱える諸問題に真摯に取り組み、そして官に頼りがちな計画を民間が主体となり達成して行くそのプロセスは、私達建築士としての新たな活動の切り口につながって行くような気がします。 秋の研修会では米沢市の文化複合施設【ナセBA】に、㈱山下設計:プリンシバル・アーキテクトの安田先生をお迎えし、見学会と講演会を開催しました。施設は図書館をメインに研修やギャラリー等を配した複合施設です。パッシブデザインの手法や考え方、構造計画と意匠とのバランス、仕上げ材料の選択など環境に配慮したユニバーサルデザインの数々を事例を通して堪能させて頂きました。(女性部広報誌:「あれこれ」にて紹介しておりますのでご覧下さい。) 会員数も年々減少傾向にありますが、女性部では他団体への参加や他県へのイベントや勉強会などへも積極的に参加し研鑽を重ねて人と人の繋がりを沢山作っていけたらと思っております。今後共、会員の皆様には女性部委員会の活動に是非参加して頂き、一歩又一歩前進して頂ければ幸いです。平成28年度 女性部活動より。芝田清子 SHIBATA kiyoko女性部委員会 委員長Page30TitleNameNumber1/1SHIBATA kiyoko女性部委員会

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