建築士山形 2017 No.97 architect of yamagata
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 本年度の長井支部青年部活動として、『山形県建築士会青年大会 新庄大会』へ小林委員長と参加をさせて頂きましたのでご報告を兼ねて振り返りたいと思います。昨年度、長井で青年大会を開催しただけに『準備・調整大変だったべなぁ。。。』と新庄支部青年部のみなさんに昨年の自分達を重ねつつ、肩の荷が下りリラックスした状態で勉強させて頂きました。~原蚕の杜(げんさんのもり) 視察~ 旧蚕業試験場福島支場新庄出張所の使命を終えて、平成12年に閉所された、この施設。新庄市で跡地を国から取得、平成14年9月に『新庄市エコロジーガーデン「原蚕の杜」(げんさんのもり)』として、南側6ヘクタール余りの部分を一般に開放。桜、けやき、大桑など、たくさんの大きな樹木に囲まれた場所で毎年5月~11月に月一で開催される、『kitokitoMARCHE(キトキトマルシェ)』は、毎年売り上げを伸ばし、多くの人達から好評の様でした。 伝統ある既存の建物を再利用し、そこで今の流行でもある『マルシェ』を開催する。『昔と今』、『人と人』がうまく結びついているなぁと感じました。(個人的には6月のマルシェ&肉フェス、これにそそられる。。。)~基調講演~ 基調講演では、AVメーカーSOD(ソフトオンデマンド)のグループ会社SODアートワークスの元代表取締役、吉野敏充デザイン事務所・吉野さんより建築とは違った視点から、前述の『kitokitoMARCHE(キトキトマルシェ)』を中心とした地域デザインについて学び、『空き家問題』や『若年層の流出』、『技術・技能を持った地域の人とのビジネスモデル』につながる貴重な話をして頂きました。(衝撃的なパッケージデザインにも心奪われましたが。。。) 半日という限られた時間ではあったものの、自分の中で何かを感じ何かを見つけられた様な青年大会だったかな?と思います。準備ほか様々な面でお気遣いを頂いた、新庄支部の田中青年委員長をはじめ、新庄支部の皆様には御礼を申し上げます。 さて、自分も山形県建築士会長井支部へ入会させて頂き4年くらい経ちますが、なかなか青年部らしい活動ができていないと反省しております。次年度、さらにその次の年度と活動を広げていければと思っております。それに加えて、『若い人がいない。』建設業界そのものが慢性的な人手不足の中、『建築士』にあこがれ、そしてそれを自分の職とする人たちが少なくなっていると思います。 これを読んで頂いている皆様の周りに、多くの『建築士の種』を撒いて頂き、数年後、数十年後、『建築士の花』として咲き誇り、建築士会の会員の底上げになればいいなと思います。 まずは、自分が建築を楽しみ、そして、それを周りに伝えていければと思います。親戚・知人・友人、ちょっとでも建築に興味がある人がいれば、ご紹介下さい!以上、平成28年度の青年部の活動を振り返り(と少しお願い。。。)とさせて頂きます。乱文にて失礼いたします。土屋伸彦 TSUTIYA nobuhiko From長井支部平成28年度 青年部活動を振り返って。Page20TitleNameNumber会員だよりTSUTIYA nobuhiko10/11

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