建築士山形 2016 No.96 architect of yamagata
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や市指定の文化財など歴史を感じられる建物が多く見られます。新しく建てる建築は雰囲気を壊さない度量をしていました。古い建物を残すにあたり長井市民の気概を見た気がします。大正ロマン風の建物を曳いて残していました。そこまではよくある話ですが、市民のシンボル的な建物を残してほしいという要望を聞き持主が費用対効果の悪いにかかわらず自費で残していました。ここで渡部課長補佐から今までと、今後の本町のまちづくりの進めかたを話していただきました。西置賜郡役所、丸大扇屋,長沼孝三彫塑館と見学は移ります。市の文化財の西置賜郡役所で記念写真を撮りました。300年の歴史を持つ丸大扇屋は館の運営を担当している鈴木さんに解説してもらいました。ここで良かったことは、今回は離れの方も自由に見学させていただけたことです。帰り道、昔からある、町の中の立体交差した水路や複雑に分水した水路を見ることができました。見学会終了後は恒例の懇親会です。場所を「いいで添川温泉しらさぎ荘」に移しておいしいお酒と温泉で建築士の未来を語り交遊を深めました。準備をして下さった長井支部のみなさんありがとうございました。 今年のまちづくり委員会の見学会は長井で開催しました。 担当は長井支部の島貫重美委員です。 開催時期を検討するにあたって雪が降る前に開催したいと思いました。長井支部は青年大会も引き受けていたので日程の調整には大変な苦労があったと思います。 見学会の案内にもあったように『水と緑と花のまち・長井』をテーマに見学会を企画していただきました。 11月6日(金)長井市役所まえに集合、はじめに長井市役所の渡部課長補佐に見学コースと場所の説明をしていただきました。 見学は、はじめに長井市内を流れる川に沿っての散策から始まりました。まち中の川では魚(放流した魚でない)が泳ぎ、バイカモが生育していました。川の水がきれいで川底がコンクリートでないやさしい環境でした。少し大きめの川が裏通りにありました。川に添って蔵や古い工場の建物(醸造等)があります。昔は運河として荷を運び蔵や工場に運んだのだろうと、連想しました。 見学は本町地区に移ります。この通りは昔の商業施設や医院などが並んでいる通りです。登録文化財に登録された建物『街並とまちづくり見学研修会in長井』を開催して。。佐藤敬介 SATO keisukeまちづくり委員会 委員長CCommunity Planning Committeeまちづくり委員会Page28Page28TitleNameNumber1/1SATO keisukeまちづくり委員会

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