建築士山形 2016 No.96 architect of yamagata
3/40

 法改正に伴い、その内容等をしっかりと把握し取り入れて適切に対応していただきたいと存じますが、個人の力では容易でありません。そのため、建築士の方には各団体に所属していただき、常に新しい情報を身につけ、建て主はもちろん一般の方々に信頼できる建築士であってほしいと存じます。建築士会としてはその内容等を出来るだけ早く皆様のお手元に届くように考えております。各講習会にご参加のうえ、毎月建築士会から刊行される会誌やHPもご覧頂き、趣旨・内容等をご理解いただいた上で業務に努めていただきますようお願申し上げます。 変わりゆく建築業界に対応できなければ、建築士としての職務を遂行し得なくなります。建築士会では会員の皆様により良い環境を提供していけるよう尽力してまいりますが、そのためにも会員の増強が必要となりますので、皆様にはなおご協力くださいますようお願申し上げます。 最後に、会員及び関係各位の皆様のお力添えが今後も必要であり、引き続き皆様の積極的な参加とご協力をお願い申し上げますとともに、更なる発展に寄与することを誓い、挨拶と致します。 山形県建築士会の会員、賛助会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より本会の運営及び諸業務につきまして、多大なるご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。 さて、建築業界は昨年もさまざまな問題が浮き彫りになりました。皆様の記憶にも新しいことと存じますが、新国立競技場に至ってはゼロベース見直しとなり、ようやく実現に向けた計画が進行中です。 また、社会的問題となりそれに伴う建築に関する法律の改正が相次いでおります。不祥事件が起こることにより規定はますます厳格化し、皆様には大変な気苦労をおかけしていることと存じます。 姉歯事件から10年が過ぎましたが、いまだ偽装や見過ごしが起こっております。建築物の発注者に安全な建物を引き渡すことが大事です。無責任な連鎖を続けてはなりません。同様の不正が何度も起こらないよう再発防止を講じながらプロとして強い信念と知識を持ち、建築に携わらなければなりません。OOpening Impressions巻頭所感Page01会長挨拶。平吹和之 HIRABUKI kazuyuki一般社団法人山形県建築士会会長Page01TitleNameNumber1/1HIRABUKI kazuyuki巻頭所感

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 3

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です