建築士山形 2016 No.96 architect of yamagata
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 このたび、第58回建築士会全国大会石川大会において、功労者の連合会会長表彰を受けさせて頂きました。山形県建築士会の平吹会長はじめ役員の皆様方からご推薦していただいた賜物であり、私を支えてくれた所属する鶴岡田川支部会員の皆様方のおかげであり、関係された皆々様方に併せて感謝申し上げます。鶴岡田川支部からの受賞者は昭和44年以降、諸先輩方から通算11人目と伺っております。どうもありがとうございました。 思えば建築士を目指して鶴工建築科を卒業の昭和42年、市内の建築士事務所に就職。当時は鶴岡市内に著名な設計事務所は4~5軒しかありませんでした。やがて2級建築士の資格を登録した昭和46年10月から数えて43年になりますが、当時は所長あてに毎月届く「建築士」の月刊誌に興味を持って目を通しておりました。努力の甲斐あってようやく1級建築士の登録ができたのは30歳の昭和55年2月。(当時の鶴岡田川支部長は、鶴工高時代の建築科の先生であった伊藤甫氏でした)勤務していた事務所内には所長を含め所員が4~5名いましたが建築士会の会員は所長だけで、口癖のように「月1回、会誌が来るだけだから事務所で一人、会員いればいいもんだ・・・」と言われていたことを記憶しています。 (いま、思えば入会をけん制されていたような気がします) 私が建築士会に入会したのはそれから20年を経過した、自分が事務所を開設した年の平成12年(当時の鶴岡田川支部長は菅原英介氏)でした。以来、会員皆様方からご支援・協力のもと、平成14年に副支部長(22年からは支部長)、平成16年からは県本部の理事(現副会長)、を務めさせて頂きました。会員になって役員になり、あっという間の年月でしたが自分もそれなりに勉強になりました。また、多方面の方々と接しあう機会を与えて頂き有意義であったと思っております。会員として日の浅い私がこのたび表彰の機会を与えて戴いたことに恐縮しております。半面、大変光栄に思います。 このたびの全国大会石川大会の大会宣言、「私たち建築士は、過去の歴史的建築物として保存・継承するだけでなく、現在の建築活動においても、地域の建築文化に調和した質の高い建築物を供給することにより、それぞれの歴史を未来へと繋いでいくことが重要な使命である。」まさに自分も実感しており、今後の活動の糧としたいと思います。 私自身、これからも皆様方からの指導・ご鞭撻を支えに精進いたしますが、今大会で受賞された皆様方を励みとして若い建築士の方々からも頑張っていただきたいと期待しております。結びにさらなる山形県建築士会の飛躍を念願し、感謝の意を込めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。建築士会連合会会長賞を受賞して。斎藤留吉 SAITOU ryuukichi 鶴岡田川支部CCommendation表彰Page18-19Page18TitleNameNumber表彰1/2SAITOU ryuukichiIROBE fumioIINO hisao

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