建築士山形 2015 No.95 architect of yamagata
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YYouth Department Committee青年部委員会Page34求められているのか、などを参加者全員でワークショップを開催し意見を出し合いました。 千川原先生からは、応急危険度判定だけでなく、専門知識をもった建築士が災害ボランティアの本部にも参画してもらえると助かる状況が多々あるとのご意見も賜りました。被災地で求められている現状を聞いて、職能集団の我々が出来ることはまだまだあるという事を知ることができました。 その後、天童市庁舎の免震化工事の現場見学を行い、最新の技術・工法に接する機会をいただきました。杭頭や柱を切断して免震積層ゴムを入れる現場を生で見ることは普段ありませんので、参加者全員興味津々で見学をさせていただきました。今年も学び多い大会を開催できましたこと、大会を主管していただいた高橋宏委員長を始めとする天童支部の皆様、そして参加いただいた各支部青年部の皆様に感謝申し上げます。 最後に、来年度は青年部活性化へのステップとして、久しぶりに委員長が復活した支部主管での青年大会開催を計画しております。 ご存知のとおり、山形県建築士会は9支部で構成されています。ここ数年は会員減少も伴い数支部で青年委員長すら不在の状況が続いていましたが、今年ようやく全支部で青年委員長が揃いました。まだ一人二人での活動を余儀なくされている支部がありますので、親会となる支部会員の皆様には、新たな青年部会員の発掘や、活動に支障をきたしていないかなど、青年部を気にかけていただければ幸いに存じます。 また、青年部では毎年毎年青年大会を開催しておりますが、今年度も予定通り11月に第27回(一社)山形県建築士会青年大会を天童の地で開催しました。『防災力』~青年建築士として考え そして 行動する~という大会テーマのもと、災害コーディネーターとして活躍されている千川原公彦先生をお招きし、全国でこれまで起こってきた災害での被災地支援状況、平成25年・26年と2年続けて県内で発生した豪雨災害の被災状況、さらには東日本大震災での支援活動のお話を聞きました。それらの教訓から得られた被災地支援の在り方の現状を知ることができました。その上で、我々は青年として何ができるのか、建築士として何ができるのか、建築士に何が青年部活動を振り返って。五十嵐直哉 IGARASHI naoya青年部委員会 委員長Page34TitleNameNumberIGARASHI naoya1/1青年部委員会

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