建築士山形 2015 No.95 architect of yamagata
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団法人になったのを機に会員数の減少だけは何とか押さえ、一人でも会員増になっていただけるよう御願いしていきたいと思います。 もう一つ最近気になることは、人口は都市に集中し地方では過疎化が進みつつある状況です。山形ではほとんどの市町村で人口減少状況です。「限界集落」と言う言葉もよく聞かれるようになりました。身近なところの建築士、社会に必要な役立つ建築士の集団が「山形県建築士会」ではないでしょうか。人数が減少しても中身の充実した「山形支部」を目指したいと思います。 今年の山形支部事業ですが、例年同様山形市関連行政協力事業の「在宅介護改修支援」「木造住宅耐震診断協会」の他、県建築士会関係の事業も結構あります。ご協力いただいた支部会員の方々にはお礼申し上げます。このようなボランティア的な事業にたいし何らかの労苦を反映できるものがあれば、なお良いのではないかと思うところです。これからも「技術研修」的な事業を計画し建築士としてのスキルアップが出来、誰からも認められる様な建築士会と成るよう取り組んで行きたいと思います。今後ともご協力お願い致します。 各支部も同じと思いますが、支部長として一番気になる心配なことは会員数の減少ではないでしょうか。 建築士会山形支部の会員数が300名を割ったのは3年前だったと思います。私が支部長を引継いだ時は約350名の会員数だったように記憶しております。少し大袈裟かも知れませんがここ数年であっという間に会員数が減少し歯止めがきかない状況になってきました。 日本全体少子高齢化が進み人口が減少していくなか今から建築士の数が増加するとは考えにくいし、さらに昨今、建築士試験受験者数の減少、試験自体も非常に難しく合格率も下がっているようです。 又、前から気になっていることですが建築士の人数の実態がはっきりわからないと聞いております。試験に合格、有資格者となりほとんどの方は登録を行っているはずなのに建築士会に所属している会員数は1~2割程度と聞いて居ります。せめて資格者の半数以上が会員であれば、団体としての活動、発信力も強くなるはずです。しかし会員は個人ですので登録時入会義務がなければ強制は出来ません。業務所に一名いれば良いのではないか、士会会員でなくとも「特には困らないし」と言われてしまうと、なかなか言葉が出てこないのも事実です。一般社伊藤 彰 ITOU akira山形支部長昨今気になる会員減少。山形支部FromPage09TitleNameNumber8/9支部だよりITOU akira
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