建築士山形 architect of yamagata 2014 No.94
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社庁に問い合わせを行ったところ年間通しての年ふさがりなどありませんとのこと、なぜ山形(村山地方まで)に一年中年ふさがり「三隣亡」が広がったんでしょう。 江戸時代には「三輪宝」と書かれ、「屋たてよし」「蔵立てよし」と注記され現在と正反対の吉日だったと記載されており真偽は不明だが、「三輪宝」が「三隣亡」と凶日に書き改められたようです。 2020年オリンピックは東京に決定し、日本中が歓喜に沸き立ちました。今後7年後に向け交通インフラ、新国立競技場を核にスポーツ施設の再整備、都内至る処での再開発事業と東京大改造が始まる。想像を絶する建設費の工事がまもなくスタート、東京一極集中の再加熱の不安、震災復興もこれからが本番、地方(山形)はどうなるのか、空白地帯となり今以上に「人なし・ものなし・お金なし」になりはしないか心配です。 このような状況下で今年の山形支部は特別な行事は行いませんでしたが、例年行っておる普及事業及び行政事業への協力をおこないながら、賛助会員と共に行っているゴルフコンペも秋の大会は60回を数え記念大会を開催させて戴きました。支部単独の研修会も計画中です、まず新法人(一般社団法人)に移行し、会員数の減少を少しでも食い止めながら活動を進めること。CPD制度等を積極的に活用し建築士としてのスキルアップ行い、親睦・交流、絆を深め価値のある建築士会を目指したいと思います。今後とも関係者皆様の御協力御願い申し上げます。 2013年、第56回建築士会全国大会「しまね大会」が松江市にて開催され山形支部からも21名の参加をいただきました。出雲大社は60年ぶりの「平成の大遷宮」、大改修工事は8年間に渡り80億の費用を費やしての大工事だそうです。「しまね大会」を合わせたのか偶然そうなったのかは判りませんが、出雲大社に参拝でき、社を眺めながら日本の歴史の原点に遭遇出来たことは全国大会が開催されたおかげと島根建築士会に感謝致します。 同じく伊勢神宮においても20年ごとの第62回式年遷宮の年であった。おかげで「神様」について少し勉強させられ良い機会なりました。両方に行かれた方も居られたようですが残念ながら私は出雲大社のみであった。これらの大工事において我々(東北地方)の様な資材不足・技術者不足、工事費の高騰はなかったのかと余計な心配をしたところです。 山形においては住宅着工数が18ヶ月連続の増加、9月は30%増と住宅産業は近年にない景気回復の年である。しかし、これはアベノミクス効果と言うより消費税8%への増税の駆け込み需要の結果であり、来年4月以降への反発、大幅減が心配されます。それに来年は根拠ない迷信である、年ふさがり「三隣亡」の年である。神社関係出版物の暦にも建築に関する凶日、節月「亥」「寅」「午」の日は三隣亡、棟上げや土起こしなど建築に関することは一切忌むべき日と記されている。しかし一年中三隣亡と記されているのは見たこともない。以前テレビ番組で取りあげ、神伊藤 彰 ITOU akira山形支部長遷宮の年から東京オリンピックへ。山形支部FromPage08TitleNameNumber7/9支部だよりITOU akira

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