クローバー46号 平成29年10月15日発行
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クローバー北村山公立病院広報紙http://www.hosp-kitamurayama.jp46平成29年10月15日発行/北村山公立病院東根市温泉町2-15-1TEL.0237-42-2111臨床検査室は、臨床検査技師12名、看護師1名、受付事務1名の計14名で業務を行っています。今回は、病院の中で臨床検査技師がどんな仕事をしているかを紹介します。臨床検査室の仕事は大きく分けて、検体検査と生理検査の二つの部門に分かれます。また、採血専任の看護師と共に健診や外来患者さんの採血も実施しています。検体検査部門は、血液や尿など患者さんから採取した「検査材料」を検査します。【尿検査】  尿中の蛋白や糖、血液の混入を調べたり、顕微鏡で細胞や細菌を観察したりします。【血液検査】  血液中の赤血球や白血球の数を測定したり、白血球の種類を分析したりすることで貧血や炎症の様子を調べます。【生化学・免疫学的検査】  自動分析装置を用いて様々な物質を測定することで、肝機能や腎機能、腫瘍性疾患など多くの病態の解析につなげます。【輸血検査】  安全で適正な輸血を行うため、各種検査のほか輸血用血液製剤の管理も行っています。一方、生理検査部門では、医師が必要とする情報を直接患者さんの体から得ます。不整脈や心筋梗塞などの診断に用いられる心電図検査、耳の聞こえを調べる聴力検査、脳波検査や超音波検査など多くの検査を実施しています。超音波検査は、超音波を使って体の内部を観察するもので、痛みや被爆の心配は生化学・免疫検査分析機ありません。対象となる部位は、心臓、血管、腹部(肝臓、胆道系、膵臓など)、泌尿器領域と多岐にわたり、病気の発見や治療経過を確認する大きな手助けとなります。臨床検査室には、これらの検査を行うための分析機や検査機器が多数あります。機器の操作だけでなく、メンテナンスや検査試薬の管理も臨床検査技師の大切な仕事の一つです。また、24時間体制で検査を実施しており、緊急検査や診察前検査への対応にも力を入れています。私たち臨床検査技師は、これからも病気の診断や治療効果を把握するうえで重要となる検査データを正確かつ迅速に報告できるよう日々努めていきます。もくじ臨床検査技師の仕事を紹介します1「尿管結石レーザー破砕システム」の導入2『まぶたの形成外科』診療を開始しました2診察室48「キノコにご用心」3「派遣型救急ワークステーション」実習を行っています3インフルエンザ予防接種のご案内4インフルエンザ流行期の面会制限に関するお願い4分娩取扱い休止について4リハビリテーション棟改修工事進捗状況・患者駐車場の整備について4夏休み親子病院探検ツアーを開催しました5新任医師紹介5平成29年度 助産師・看護師採用試験案内5外来診療科医師日程表6鏡検臨床検査技師の仕事を紹介します

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