クローバー第43号 平成28年10月15日発行
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032016・10・15診察室45これからだんだん寒くなりますが、皆様は健康にお過ごしでしょうか?鳥海山、月山から初冠雪の便りが届く季節になりました。間もなく平地も降雪、積雪、路面凍結の季節となります。毎年のことですが、滑って転び、手足の骨折、脊椎骨盤骨折、頭蓋骨骨折、脳挫傷、内臓破裂の患者さんが増える時期です。特にアルコールを飲んでいる時は要注意です。防御反応がなくなり、まともに体を強打して重篤な状態になります。千鳥足でも転びやすくなりますが、酔って自転車で転び救急搬送される患者さんもたくさん出てきます。自動車も自転車も飲酒運転禁止です。後悔先に立たずといいますが、酒はけがの元。年末年始は特に気をつけてください。脳卒中もこれからの時期に増えてきます。血圧管理が重要ですが、寒くなると体の熱を外に出さないよう血管は収縮し、血圧が高くなります。そうすると、脳卒中になる人が増加します。顔が曲がった、手が利きにくい、ろれつが回らない、めまいが取れない、手足がしびれる、眼がかすむ等出現したら、脳卒中の前触れです。すぐに受診してください。放っておくと本物の脳卒中になってしまいます。昨シーズンは幸いインフルエンザの大流行はありませんでしたが、今シーズンはどうでしょう?いつもの風邪だと甘く見ないで適切に対処しましょう。高熱、関節痛が特徴です。インフルエンザをこじらすと肺炎を併発し重症化してしまいます。また、インフルエンザ脳症になってしまうと脳にダメージを負ってしまい、時には死亡することもあります。予防注射、うがい、手洗いに努めてください。インフルエンザと思ったら、すぐに受診が必要です。早期発見、早期治療が一番です。寒い時期の入浴死亡事故は数えきれません。あらかじめ浴室を暖めてから入浴しましょう。長風呂禁止。5分毎に声をかけ、入浴事故を防止しましょう。以上、寒さ対策のお知らせです。医療福祉連携室では、外来通院されている方、入院中の患者さんやご家族の方からの下記に関する相談を受け付けております。○他の病院への転院や施設入所の手続き○介護保険や身体障害福祉制度に関すること○医療費に関すること医師、看護師、社会福祉士、事務職員が地域医療・福祉とのコーディネーターとして地域の皆さまのご要望にお応えします。   相談は月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)の午前8時30分から午後5時15分まで受け付けています。医療福祉連携室の場所は正面玄関を入ってすぐ右側ですので、お気軽にご相談ください。また、電話によるご相談も受け付けていますので、お問い合わせください。TEL 0237-43-7001・7068Fax 0120-45-7075(フリーダイヤル・医療福祉連携室専用)副院長 脳神経外科鎌塚栄一郎お気軽に相談してみませんか院内・敷地内の巡回についてこれまで夜間のみ巡回を行っていましたが、10月1日から休日の日中も巡回を行うことになりました。患者さんやそのご家族、面会人以外の方を見かけた時に、制服巡回員が声かけをさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

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