クローバー第38号 平成27年2月15日発行
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診察室40042015・2・15   ●形成外科    奈 良 慎 平 平成18年卒①平成26年10月1日②バレーボール、ゴルフ、スノーボード③形成外科と聞いてあまり何の科かわからないと思います。皮膚腫瘍や熱傷、顔の骨折、褥瘡などさまざまな治療をしております。雪国は初めてですが、頑張って参ります。④埼玉県⑤日本形成外科学会認定医①着任日 ②趣味 ③抱負・自由発言 ④出身地 ⑤資格等内科医員齋藤 博樹閉塞性動脈硬化症      について~足の血圧も測ってみましょう~ 足が痛い、疲れやすい、という症状は日常的に誰もがよく経験する症状の一つではないでしょうか。筋肉や骨、神経の問題など整形外科の病気がまず第一に浮かびますが、ほかの原因として動脈硬化も下肢症状の原因になることがあります。それが(下肢)閉塞性動脈硬化症という病気です。足の血管が動脈硬化のため狭くなり、足の血流が不足することで症状が現われます。足が痛いと整形外科を受診し、よくよく調べた結果この病気が見つかることも少なくありません。 名前のとおり動脈硬化が主な病態となりますので、高血圧や脂質異常症、糖尿病をはじめとした生活習慣病、加齢、喫煙などが主な原因となります。症状は初期の軽いものならば、間かん歇けつ性せい跛は行こう(数十メートル、数百メートル歩くと足が怠くなる、足が疲れやすい、痛いなど)、進行すると安静時にも足の冷感や痺れ、痛みが現われます。重症化した場合には足の潰瘍や壊死、そして感染などを起こして足を切断しないといけない、ということにもなります。また困ったことにしばしば無症状で発見されることもあります。このような下肢の症状があると、生活の質(QOL)が下がることは当然として、その生命予後も悪化することが判っており、積極的な介入が望まれています。 治療は動脈硬化で狭くなってしまった部分を風船で拡張しステント(金属の網目の筒)で補強する血管内治療が主流です。この治療は体にメスを入れることなく、管を入れるだけで、患者さんの苦痛や身体的負担を最小限で行うことができます。当院内科でも積極的にこの治療を行っています。 検査は非常に簡単に行うことができ、専用機器で手足四肢の血圧を測定するのみです。 各家庭にあるような血圧計でも簡易的に調べることもできます。 血圧を測るのみですので、痛みなどは一切なく検査を行うことが可能です。検査結果もすぐに出ますので気になる方は御相談ください。 厚生労働省主催の医療安全推進週間(11月25日を含む一週間)に合わせて、毎年テーマを決め、全職員を対象に医療安全に関する標語を募集しています。今年は、ミスにつながる要因として特に多い「情報の伝達」と「医療安全全般」をテーマに募集し、過去最多の276件の応募がありました。各テーマから1つずつ最優秀賞、提出率100%の3部署を団体賞として選び、12月9日に院内で開催された医療安全セミナー終了後に表彰を行いました。最優秀作品はポスターにして一年間各部署に掲示し、職員に広く周知しています。平成26年度医療安全標語最優秀賞テーマ:情報の伝達ニチイ学館 有路由衣さん つなげよう 言葉のバトンは 命のバトンテーマ:医療安全全般薬剤科 大類あかねさん 共有しよう 私の経験活用しよう あなたの教訓団体賞:栄養管理室、東3階病棟、鴻池メディカルのみなさん平成26年度 医療安全標語新任医師紹介

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