東根市勢要覧
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果物収穫カレンダー5加温ハウス栽培のものは4月下旬からさくらんぼ狩りを楽しむことができます。露地物は6月下旬に最盛期を迎えます。さくらんぼあかつきや川中島白桃が主力品種です。上品な甘さが特徴で、8月から9月上旬が旬です。もも8月のデラウエアから9月下旬のナイアガラまで、さまざまな品種が生産されています。ぶどうふじが主力品種です。完熟の目印「蜜」がたっぷり入る11月中旬が旬です。りんご収穫後、冷蔵室で2週間ほど冷やした後に追熟させます。11月ごろが旬です。ラ・フランス平成27年6月18日、天皇、皇后両陛下がさくらんぼ生産農家のご視察のため、本市に来訪されました。両陛下は、さくらんぼの収穫は初めてのご体験とのことで、園主に枝の作り方などの質問をされながら、真っ赤に実ったさくらんぼを摘み取られました。天皇、皇后両陛下 ご来訪真っ赤な宝石「佐藤錦」 さくらんぼの最高級品種として名高い「佐藤錦」は、東根市が発祥の地です。 昭和3年、佐藤栄助翁によって生み出された佐藤錦を、東根市の農家は今日まで守り、さらなる品質の向上を目指し日々研鑽を重ねてきました。 その美味しさと美しさは、ここ東根でしか生み出せない理由があります。 一つは『土』。乱川扇状地の水はけの良い肥沃な土壌は、さくらんぼの実の一つひとつに豊富な栄養をもたらします。 もう一つは『人』。さくらんぼは収穫までにとにかく手間がかかります。冬場の枝の剪定に始まり、摘蕾、受粉、摘果、実割れを防ぐための雨よけテント被覆、太陽の光がゆきわたるように行われる葉摘みなど、さまざまな作業を根気強く行わなければなりません。 また、4月下旬から出荷される加温ハウス栽培のさくらんぼは、24時間体制の緻密な温度管理が求められます。 これらの栽培技術は長年にわたり受け継がれ、農家の皆さんの手によって磨かれてきたものです。 真っ赤な宝石と言われる「東根産佐藤錦」は、豊かな自然と人々のたゆまぬ努力の結晶なのです。5月4月6月7月8月9月10月11月12月4月下旬~7月上旬8月~9月上旬8月~9月下旬10月~12月10月~12月さくらんぼりんご も も ぶどうラ・フランスてきらい

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