東根市勢要覧
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農耕儀礼の一種として江戸時代までは全国各地で行われてきたが、昭和初期には全国でも数えるほどしか見られなくなったとされています。菖蒲のにおいと地面をたたく音で悪霊を払い、五穀豊穣を祈る民俗行事として、6月初旬の日曜日に行われています。藤助新田 菖蒲叩き行事明治末期、寒河江方面の祭を見た若者たちが習い、村の祭で披露したことが始まりとされており、「ハヤシザ」と呼ばれる屋台の上で行われています。現在は、9月初~中旬の山神神社例大祭で披露されています。関山囃子慈覚大使に感謝するために始められたと伝えられ、江戸初期の寛文年間の記録に残っていることから350年以上の歴史があると考えられています。「猪子」と書くものは、全国的にも長瀞だけとされています。4月初旬に日枝神社、4月下旬に松沢地蔵堂に奉納されています。長瀞猪子踊り江戸中期の宝永年間に村山地方が大凶作となったとき、豊作を願って八幡神社に奉納されたのが始まりとされています。踊りの所作で稲の生育の様子を表現し、五穀豊穣を祈願します。9月中旬の八幡神社例祭で奉納されています。小田島田植踊り13

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