東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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(2)メタボリックシンドロームの周知度  メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に高血圧・高血糖・血中脂質異常が重なる状態のことで、三大生活習慣病になる危険性を高めます。食事内容の欧米化や運動習慣の減少など、生活様式の変化に伴い、現代人にとって避けては通れない健康問題の一つとして注目されています。  生活習慣病は自覚症状が少なく、気づかぬうちに進行することの多い疾患ですが、食べ過ぎや運動不足、喫煙や過度の飲酒など、乱れた生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって予防・改善できる疾患でもあります。  前回の調査に比べるとほとんどの年代で、言葉も意味も知っている人が増加しているものの、20歳代で約2割、30歳代で約1割の人が、言葉の意味を知らない人がいる状況です。  生活習慣病が増える40歳代より前に、正しい知識を持ち、生活の見直しや改善ができるよう働きかけていくことが大切です。《メタボリックシンドロームという言葉やその意味を知っていますか》 内臓脂肪が蓄積することにより、血圧や血糖が高くなったり、血中の脂質異常をおこしたりして、食事や運動などの生活習慣を改善しなければ、心筋梗塞や脳卒中などがおこりやすくなる状態のこと。『メタボリックシンドローム』コラム必須項目腹囲男性85㎝以上女性90㎝以上以下の2つ以上に該当高血糖    空腹時血糖110mg/dl以上血圧高値   収縮期血圧130mmHg以上 かつ/または       拡張期血圧85mmHg以上血中脂質異常 中性脂肪値150mg/dl以上 かつ/または       HDLコレステロール値40mg/dl未満+(平成26年度東根市「食育・地産地消に関するアンケート」より)0%20%40%60%80%100%20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代言葉も意味も知っている   言葉は知っているが、意味は知らない   言葉も意味も知らない   無回答76.287.591.194.281.870.223.812.58.93.812.717.06.41.86.43.61.9(2005年日本内科学会等関連8学会による)- 7 -

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