東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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2.健康づくり(1)成人の肥満の割合と三大疾病死亡率  前回の調査に比べ、40歳代においてBMI*が25以上の人の割合が増加、その他の年代では、横ばい、または減少しましたが、いまだに3割弱の人がBMIが25を超えているため、今後も継続した働きかけが必要です。  市民の「がん(悪性新生物)」による死亡割合は約3割で、死亡原因の第1位になっています。また、がん、脳血管疾患及び心疾患を合わせた三大生活習慣病*による死亡割合は5割を超えています。これらは、加齢による影響に加え、毎日の食生活が大きく関わっています。  健康な体を育むためには、適度な“食事・運動・休養”が基本です。生涯を通じて元気に過ごすには、必要な栄養素を過不足なく摂ること、また、栄養バランスがとれた食生活を実践することが大切です。偏食や過度のダイエットなどによる栄養バランスの偏りは、肥満ややせ、生活習慣病を誘発する大きな原因となり、健康面に深刻な影響を及ぼします。  各年齢において、健康な体づくりのために必要な食事や適正体重を知るなど、良好な健康状態を保つための情報提供や実践方法などを普及することが必要です。1.たばこは吸わない2.他人のたばこの煙をできるだけ避ける3.お酒はほどほどに4.バランスのとれた食生活を5.塩辛い食品は控えめに6.野菜や果物は不足にならないように7.適度に運動*BMI「体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)」で算出される体格指数のこと。肥満度を測る国際的な指標。ボディマスインデックスの略。『がんを防ぐための新12か条』8.適切な体重維持9.ウイルスや細菌の感染予防と治療10.定期的ながん検診を11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を12.正しいがん情報でがんを知ることから(公益財団法人がん研究振興財団作成)*生活習慣病食生活、運動、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する病気のこと。コラム(平成25年国民健康栄養調査報告書より)(平成25年度山形県保健福祉統計年報より) 40%30%20%10%0%40~49歳50~59歳60~69歳70歳以上23.826.124.727.3悪性新生物28.3%脳血管疾患12.6%心疾患(高血圧性除く)12.2%肺炎11.8%老衰4.9%不慮の事故3.3%慢性閉塞性肺疾患2.4%自殺2.0%糖尿病1.4%腎不全1.2%肝疾患0.8%高血圧性疾患0.4%その他18.5%平成25年度 死因別死亡率平成25年度 肥満者(BMI>25)割合- 6 -

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