東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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(2)団らん  生活様式が多様化し、家族が一緒に食卓を囲むことが少なくなっています。また、家に家族がいるにもかかわらず一人きりで食べたり(孤食)、同じ食卓を囲んでもそれぞれ好きなものを食べたり(個食)することが増えていると言われています。  前回の調査と比べてみても、「1人で食べる」と回答した人の割合がそれぞれの年代で増加しています。  家族や仲間と一緒に会話を楽しみながら楽しく食事を摂ることは、人と人とのつながりをつくり、豊かな心を育むことにつながります。そして、動植物のいのちをいただいている自然の恩恵と食に携わる人に対する感謝のこころを現す「いただきます」「ごちそうさま」などの食事のあいさつや、日本の食文化の一つである正しい箸の持ち方など、食事のマナーを身につける大切な機会です。  また、高齢者の孤食なども懸念される中、家族や仲間と積極的に交流することが高齢者の食欲増進につながり、低栄養や引きこもり予防に効果があるなど、様々な効果が期待されています。今後は、高齢者本人やその家族、地域に対し、食を通じたコミュニケーションが大切であることを伝えていくことが必要です。《あなたは朝食を誰と食べますか》(3)野菜の摂取状況  野菜はビタミン類、ミネラル類、食物繊維などの重要な供給源であり、健康の保持・増進や生活習慣病予防に役立ちます。「健康日本21(第二次)」では、1日350g以上の野菜を食べることを推奨しています。  前回の調査と比べてみると、特に20歳代で、1日の摂取量が減少、また、すべての年代において半数以上が、目標とする量に達していない状況です。家庭での食事で野菜摂取を意識していくことはもちろん、外食時や購入して食べるときにも野菜料理を選ぶなどの働きかけが必要です。《あなたは普段、野菜・野菜料理を食べますか》(平成26年度東根市「食育・地産地消に関するアンケート」より)(平成26年度東根市「食育・地産地消に関するアンケート」より)一人本人と兄弟姉妹子どもと親子どもと親と祖父母(曾祖父母)子どもと祖父母(または曾祖父母)無回答5歳児小学生中学生高校生0%20%40%60%80%100%6.66.667.213.14.915.430.034.911.622.726.641.530.037.211.612.62.32.311.62.91.93.71.21.620歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代1日小皿1皿程度(1品)1回の食事で小皿1皿(1品)程度1回の食事で小皿2~3皿(2~3品)程度1回の食事で小皿4皿(4品)以上食べない無回答0%20%40%60%80%100%52.431.326.728.823.619.138.140.628.932.745.544.79.528.140.032.727.329.82.22.23.81.82.14.31.81.9- 5 -

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