東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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第2章 食と農を取り巻く現状と課題1.食生活(1)朝食の欠食率  1日3食、規則正しく食事を摂ることは、体調を維持するために重要なことです。特に朝食は、1日を活動的に過ごすための大切なエネルギー源となります。朝食の欠食により、午前中の活動に影響を及ぼすだけでなく、1日を通した生活リズムの乱れ、さらには昼食や夕食の食事量の増加につながり、肥満の原因にもなります。   5歳児~高校生における朝食の欠食率は、年齢があがるほど高くなる状況です。前回の調査と比べてみると、5歳児では欠食率が減少している一方で、小学生~高校生の各年代では増加している状況です。欠食の理由は、「時間がない」という人が最も多く、通学や部活などの影響が考えられます。幼い頃に身につけた望ましい食習慣は、将来の生活習慣病予防など、健康づくりの基盤となります。子どもの食習慣はその家庭の大人(保護者)の食習慣の影響を受けやすく、大人が望ましい食習慣を身につけることも重要となってきます。子どもと大人が一緒になって食についての正しい知識を持ち、毎日の食生活で実践していくことが大切です。  また成人では、20歳代で最も欠食率が高い状況です。その理由の多くが、「食欲がない」「時間がない」というものです。前回の調査と比べてみても、30歳代においては欠食率が減少しているものの、年代別にみると依然として欠食率が高い状況となっています。  「朝食」をキーワードとして、これからは食習慣を含め、生活習慣全体を見直し、健康な体づくりのための食事をとる重要性をより一層伝えていく必要があります。《あなたは朝食を毎日食べますか》(平成26年度東根市「食育・地産地消に関するアンケート」より)0%20%40%60%80%100%5歳児小学生中学生高校生毎日食べる   週に2~3日食べないことがある   週に4~5日食べないことがある   食べない   無回答0%20%40%60%80%100%20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代毎日食べる   週に2~3日食べないことがある   週に4~5日食べないことがある   食べない   無回答98.492.990.374.43.74.89.31.61.21.70.41.92.92.311.62.361.981.384.484.692.791.519.06.32.27.73.69.53.14.41.99.59.48.93.81.81.82.16.41.9- 4 -

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