東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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は じ め に 食は、私たちが生きる上で欠くことのできないものであり、楽しみのひとつでもあります。私たちの周りには、いろいろな食べ物が季節を問わず並ぶようになり、豊かな食生活を送ることができるようになりました。 その一方で、食生活に起因する生活習慣病の増加、朝食の欠食、家族が一緒に食卓を囲む機会や地域に伝わる料理を味わう機会の減少、また国内の食料自給率の低下や、生産者と消費者の信頼関係の希薄など、様々な問題や課題が生じています。 こうしたことから、食や農に関する正しい知識を持ち、望ましい食生活を送りながら、食や農を支える人々への感謝の気持ちを忘れず、すべての国民が生涯にわたり健康で心豊かな生活を送るため、食育・地産地消の推進が求められています。 本市においては、第4次東根市総合計画を上位計画とし、平成23年4月に東根市食育推進計画を策定以来、「知る」「つくる」「楽しむ」という柱に沿った、様々な事業を展開してきました。この度、5年間の計画期間が終了することから、さらに発展した計画として、地元農産物の利用を促進し、地域農業の振興も図るべく、食育の推進と一体的に「東根市食育・地産地消推進計画」を策定したところです。 本計画では、基本コンセプトを「普及から実践へ」と位置づけ、家庭、保育所・学校等、職場、関係団体、地域、行政がそれぞれの立場で、また互いに連携しながら、「健康な体づくり」、「豊かな心を育む」、「食の安全安心・地産地消の推進」を3つの柱として事業を展開し、食育・地産地消を推進していくこととしています。 市民の皆様や食育・地産地消を推進する関係者の方々におかれましては、本計画の3つの柱が効果的に推進されるよう、なお一層のご支援とご協力をお願いいたします。 最後に、本計画策定にあたり、アンケートにご協力いただいた市民・事業者の方々や、貴重なご意見を賜りました検討委員会の皆様、並びに計画策定にご協力いただきました関係各位に対し、心から感謝申し上げます。  平成28年3月東根市長 土 田 正 剛- 1 -

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