東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
25/40

壮年・中年期(30~64歳)特 徴〈壮年期〉 心身ともに充実し、職場や地域社会で活発に活動する時期である一方で、忙しさのため、不規則な食生活になることもあります。自分のライフスタイルに合わせ、自己管理ができる知識と実践する力が必要です。また、家庭では子ども・家族の食育に積極的に取組む役割が期待されます。〈中年期〉 身体機能が徐々に低下してくる時期です。メタボリックシンドロームや生活習慣病なども見られるようになるため、予防することはもちろん、早期発見・早期治療が大切です。また、次世代の子どもの食育を積極的に支援したり、地域の食文化の積極的な担い手としての役割も期待されます。取組みのポイント⃝自分にあった食事量と適度な運動を実践し、適正体重を維持する。⃝脂肪、塩分のとり過ぎに注意するなど、メタボリックシンドローム、生活習慣病の予防を心がける。⃝食品を選択し、料理し、食事を自分で整えられる力を身につける。⃝郷土料理や伝統料理に関心を持ち、調理したり、次世代に伝える。⃝食事のマナーや栄養成分、表示、安全性等に関する正しい知識を深める。⃝家族や友人と楽しく食事をし、コミュニケーションを深め、心身の健康を保つ。⃝旬の食材や地域の特産物を活かした食事づくりをする。⃝家族や友人との楽しい食事や各種イベントを通じて、地産地消の輪を広げる。フィールド家庭 職場 地域 行政主な取組み・メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム*予防がテーマの教室開催・健康教室の開催 ・食や農産物の安全安心に関する情報提供・生産者と消費者との顔が見える関係づくりの構築など高齢期(65歳頃~)特 徴 体力の低下とともに、様々な病気にかかりやすくなったり、退職や子どもの自立など生活環境が変化し、精神的に不安定になりやすい時期です。家族や友人と一緒に食事をする機会や趣味を持つなど、生きがいを持って暮らすことが大切です。取組みのポイント⃝健康状態や活動の程度に合わせて食事の内容を見直す。・活動量低下による食欲低下や、体の変化(咀しゃく・嚥下機能の低下、消化機能の低下など)を理解し、美味しく食べられる工夫をする。・栄養のバランスや適量など、望ましい食生活を実践する。⃝低栄養の予防に努める。・エネルギー、たんぱく質をしっかり摂ることを心がける。・歯の喪失による摂食・咀しゃくの低下による低栄養予防のため、定期的な歯科健診を受け、口腔の健康にも気をつける。⃝楽しく食事をしたり、次世代に食文化を伝える。・家族や友人と楽しく食事をし、コミュニケーションを深め、心身の健康を保つ。・地域の特産物や伝統野菜を使った郷土料理や、伝統料理、旬の食材等を次世代に伝える。フィールド家庭 地域 行政主な取組み・低栄養予防をテーマにした教室開催・ロコモティブシンドローム予防等をテーマにした健康教室の開催・食や農産物の安全安心に関する情報提供・生産者と消費者との顔が見える関係づくりの構築など*ロコモティブシンドローム 運動器症候群の敬称。骨、関節、筋肉などの障害によって、「立つ」「歩く」といった機能が低下し、寝たきりなどの介護が必要になるリスクが非常に高い状態。- 23 -

元のページ 

page 25

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です