東根市食育・地産地消推進計画:平成28年3月
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(3)家庭における地場産農産物の使用について  家庭で使用する農産物のうち国内産が多いですが、その中でも一番高い割合は山形県産のもので約2割、東根産と答えたのが約1割という結果となりました。また、年齢を重ねていく毎に、東根産農産物を使用する割合も多くなってくることがわかります。  産地を意識している方には、これまで以上に地場産農産物の使用を高めていくことはもちろんのこと、今後は、特に「産地は意識していない」と答えた方に対し、この地産地消の運動を理解し推進していくことで、東根産農産物に関心を持っていただき、消費拡大を図っていきます。《あなたが家庭で使用する農産物のうち、主な産地はどこですか》(4)市内各施設における地場産農産物の使用について  児童福祉施設や、温泉旅館、病院、介護保険事業所といった市内各施設において、普段提供している食事の地場産農産物の使用率について、米、野菜、果物、生肉の食材別に調査を実施しました。  温泉旅館においては、米はすべて地場産を使用しており、野菜や果物では5割前後、生肉においては6割を超える地場産農産物の使用率があることがわかりました。  児童福祉施設においても、米で6割近い使用率があり、野菜や果物及び生肉においても2割から3割に近い使用率であることがわかりました。  なお、病院や介護保険事業所などにおいては、納入業者決定にかかる入札制度の実施や、契約上の諸問題なども存在し、普段使用している食材一つひとつの産地の特定までは把握できない現状等があり、今回の調査項目について正確な数値の回答を得ることができませんでした。  しかしながら、回答をいただいた事業所においては、今後、新鮮な地場産農産物の積極的な使用や、郷土料理のメニュー化について検討していきたいという趣旨のご意見をいただいたところです。  今後も、市内各施設において、山形県産や東根産の農産物の使用率向上を図る取り組みを、関係機関が一体となって検討していく必要があります。(5)学校給食における地場産物の活用  小・中学生にとって、学校給食で地場産物の食材を使用することは、地産地消を理解する上で、とても身近で関心を持ちやすく、また地域の食文化や家庭の食事について学ぶいい動機づけとなります。(平成26年度東根市「食育・地産地消に関するアンケート」より)0%20%40%60%80%100%20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代国内産   山形県産   東根産   外国産   産地は意識していない   その他   無回答61.919.04.814.384.412.53.160.017.811.18.92.253.826.97.75.83.81.945.525.512.710.91.83.638.312.827.76.48.56.4- 16 -

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